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自己活性化リンパ球療法 〜先端的免疫サポート〜

高速温熱リンパ球療法とは

 この十数年の間に、がんの治療は大きく進歩しました。外科手術や化学療法(抗がん剤)に加えて、様々な治療が開発されていますが、免疫力を高める点に着目した「自己活性化リンパ球療法」もその一つです。
 通常、リンパ球は発がんを抑えるために働いていますが、加齢や生活習慣の乱れによってその力が弱まると、細胞のがん化が進行し、がんが発生することになります。
 がん細胞は熱に弱く、リンパ球療法は熱に強いという特性があります。高速温熱を駆使したリンパ球療法はその特性を利用した治療法です。最初に先ず、患者さん自身のリンパ球を採取します。それを約1000倍に増殖改造させ、リンパ球自体のパワーを強力に活性化させます。その後、アロマや温熱療法で体内の血液の流れをスムーズにサポートしながら、増殖させたリンパ球を患者さん自身の体内の戻すことによって、再活性化したリンパ球が様々な効果をもたらします。

●高速温熱リンパ球療法のメリット
化学療法等と併用でき、副作用なども大幅に軽減・緩和が可能である。
リンパ球が直接がんを攻撃する抗腫瘍効果も認められている。
副作用はほとんど無い、というより体調が良くなる。
がんだけではなく、他の疾患の諸症状緩和にも大きく期待できる。
抗がん剤の効果を増強する。

 高速温熱リンパ球療法を受ける患者さんの中には、悪疫質など、免疫環境が優れていないため、リンパ球が弱り切っていて治療効果がはっきり出ない方もいます。そのような方には栄養改善の点滴や中医生薬などの体内改善を施したうえで、リンパ球療法を行います。培養しやすく活性化されたリンパ球は、体内の隅々まで瞬時に行きわたり、効果的にがん細胞に働きかけ、元気な身体を取り戻すことが可能です。

リンパ球培養の流れ

 リンパ球の培養について「プルミエールクリニック付属中央研究所」での実際の培養流れに沿って説明しましょう。

リンパ球培養の流れ01
患者さんの血液22mlを採血し、「プルミエールクリニック付属中央研究所」へ運びます。

リンパ球培養の流れ02
採血された血液からリンパ球を取り出すため、遠心分離器にかけ、血液成分のみの状態にします。

リンパ球培養の流れ03
更にファコイールという血液成分を分離させる液体に重層し、赤血球とリンパ球に分離させます。このリンパ球層のみを取り出し、マルチ活性型の培養を開始します。リンパ球は培養液中に浮遊させながら、抗CD3固層化したフラスコで培養していきます。リンパ球の発育状態は、顕微鏡でチェックします。

リンパ球培養の流れ04
リンパ球の発育状態に応じて培養液を追加していきます。


血液からリンパ球を分離
した直後

培養の経過を観察
リンパ球培養の流れ06
リンパ球が増殖するとフラスコ培養からスケールアップして、ガス透性パックで培養を行います。

リンパ球培養の流れ07

増殖。活性化したリンパ球は遠心分離器にかけ、培養液の中から回収されます。安全性をチェックし点滴パックに詰められ、患者さんの元へ戻されます。

 リンパ球培養の施設は、ドクターの管理下、熟練の研究員の徹した安全管理のもとに培養を行っています。培養されたリンパ球は細菌などの混入がないか、無菌試験やエンドトキシン試験等の検査で安全性試験を実施します。

●併用療法(必要に応じて行います)
◇標的温熱療法(骨、リンパ節、肝転移など)
◇ビタミンC大量療法(抗がん補助として)

温熱療法でサポート

 リンパ球療法は患者さん自身の自然治癒力を利用した免疫療法のひとつですが、抗がん剤治療や放射線治療などの異物を使ってがん細胞を攻撃するという方法に比べ、リスクの少ない身体に優しい療法と言えます。しかしながら、がんを攻撃する力自体はやや弱めなので、援護射撃が必要です。
 がん細胞は熱に弱く、正常細胞は熱に強いという性質を持っています。特に免疫細胞は体温がある程度高いほど抗ガン作用が増加するという特質がありますので、「温熱治療」を併用することで、リンパ球療法の効果をより高めることが出来ます。
 体内の温度を上げることによって、がん細胞は死滅しやすくなり、逆に熱を好むリンパ球は活発になります。つまり、がんの働きを抑える一方で、がん細胞を攻撃するリンパ球の働きを高めてくれる効果があるのです。

●温熱治療の種類
◇遠赤外線温熱治療:高速過温によるリンパ球療法や低用量抗がん剤の補助治療
◇スパークシャワー:中波放散による広がりのある主要に向く温熱照射
◇間歇型標的温熱治療:狭く深いところの腫瘍に向くターゲット型温熱照射
◇EH波温熱治療:ひろい範囲の循環、免疫環境の改善


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