蜻 蛉
かげろふ



<巻名>







<本文>

 かしこには、人々、おはせぬを求め騒げどかひなし。もの語りの姫君の、人に盗まれたらむあしたのやうなれば、くはしくも言ひ続けず。

<現代語訳>






<評>