鷹巣山3たかのすやま

137 2006/11/2(木) 鷹巣山 834m




とほほは続くものである。天気はままならない。月曜日は箱四会で仙石泊。山は丸岳、曇り。そして今日、木曜日は箱根会で奥湯本泊まり。千条ノ滝から飛竜ノ滝への予定。今にも泣きそうな空模様。それでも満員の箱根登山鉄道。車内放送の案内がある。車窓に触れるほどに咲き乱れるアジサイは1万本、6月中旬から7月初旬が見頃、アジサイ電車が走ります。この電車は1000分の80の勾配を上ります。これは世界第2位です。電気ブレーキのほか、レールを抑えながら走ります。半径30mもの急カーブがあり、散水しながら車輪の磨耗を防ぎます>


電車は3回ものスイッチバックを繰り返す。その度に運転手と車掌は入れ替わる。外人の老人ツアーが大勢乗り込む小涌谷駅着。舗装道路を上り、道標に従って林道を下る。蛇骨川の水音が聞こえてくる。写真を撮り終えた女性ふたりがそそくさと駅に戻ってゆく。高さ3m、巾20mの溶岩壁の間から幾筋もの迸る水。千条(ちすじ)ノ滝。<この滝は蛇骨川上流に位置し、苔むした岩肌を流れ落ちるさまは、いく条もの糸のように見え、いつのころか「千条ノ滝」と呼ばれるようになりました。その名にふさわしく、優しく幽玄な雰囲気をかもしだしています>


千条ノ滝 鷹巣山山頂


デジカメのシャッターを切るとフラッシュが発光する。暗い。どだいコンパクトデジカメでは、風景写真にシャッターを焚いても光が届くまい。ほとばしる水の流れなんか写るまい。蛇骨川にかかる小さな濡れた橋を渡ると、すぐに分岐がある。左の浅間山へはやり過ごして鷹巣山へ向かう。自然林の中、ササを分けて緩やかに上る。苔むした倒木や岩。杉林のジグザグを上り詰めると、あっけなく浅間山と鷹巣山との鞍部。林道が横切るところ。枯れたアジサイの群生の間をすり抜けるようにして鷹巣山。山頂標識、テーブルとベンチがある。ここは、かつての城の跡。


飛竜ノ滝 飛竜ノ滝付近


案内板、<鷹ノ巣城址 鷹ノ巣城は、秀吉の小田原攻めに備えて、後北条氏が筑城した山城。秀吉軍は箱根山に入ったが、この時秀吉に従って参陣した家康が、しばらくこの城に滞在したとの記録もある。しかし、その城址については位置、規模など不明な点が多い> 重く垂れ込めた雲。開けた西方には、覆い被さるように聳える駒ヶ岳と神山は霧の中。おや、所々に土が掘り返されている。そこに作業している人がいる。聞けば、イノシシが夜間に自然薯を掘り荒らした跡という。イノシシが掘るのは地表から30cm位まで、残りの自然薯を掘り出しているそうな。


幅広い防火帯のような草原を湯坂路入口へ向かう。アザミやススキの群生がある。畑宿分岐への道標に従って桧林に入る。落葉を踏みしめて丸木の階段をゆるやかに降る。暗い林。背よりも高いハコネダケに囲まれるようになると、岩また岩の急斜面。激しい水音は飛竜ノ滝。高さ40m、2段の滝というが、幾段もの重なった滝に見える。水勢盛んにして、あたかも龍の飛揚するがごとし、とか。カエデの自然林を、岩の山道から石ゴロの林道へ。小さな木橋を渡るとコンクリート舗装された道になる。もう畑宿、寄木細工の集落。滝から滝ハイクが終わる。さあ、奥湯本へ。


曇り 日帰り 単独行 歩行距離=5.1km 歩行時間=2時間5

小涌谷駅940950千条ノ滝9551045鷹巣山11051120湯坂路入口→1140飛竜ノ滝11451215畑宿
畑宿1223⇒(箱根登山バス)⇒1230奥の茶屋