16.「’99/10」
   カンクン(フィエスタ・アメリカーナ・コーラル・ビーチ)
    &ニューヨーク(ラマダ・ホテル・ペンシルヴァニア)

初めてのメキシコは「カンクン」を選びました。正直言うと、もっとメキシコの雰囲気を味わえると思っていたのですが、カンクンの町全体が完全にアメリカ人向けのリゾートという感じでした。でも、生演奏をやっているレストランなどでは、メキシコの雰囲気を十分味わえました。ホテルやレストランのスタッフも明るくて、とてもフレンドリーでした。

泊まった「フィエスタ・アメリカーナ」は、賑やかな感じのメキシコっぽい雰囲気でしたが、同じ金額で選べた「リッツ・カールトン」の格調の高さにも「さすが!」と思わせる物がありました。


泊まった「フィエスタ・アメリカーナ・コーラル・ビーチ」

ホテルのプール  

部屋から海を望む
                         

「リッツ・カールトン」は繁華街からはちょっと遠く遊びには不便、逆に「フィエスタ・アメリカーナ」は歩いて1、2分で繁華街に出られるし、「マリア・ボニータ」や「エル・メヒカーノ」等の有名なレストラン等も徒歩圏内でとても便利です。まあ、好みで選べば良いんでしょうけど。


「エル・メヒカーノ」の陽気なマリアッチ・バンドのおじさん

「マリアッチ」も何カ所かで聞きました。まあ実に楽しげで、見ている(聞いている)こちらまで、楽しくなれる演奏と雰囲気でした。僕も同業者として勉強になりました。
特に、余裕を持ってやるとか、心は集中しつつも顔はにこやかに、とかの心構えですね。まだまだ未熟です。


「マリア・ボニータ」でさとみの誕生日を祝ってもらう


現地の旅行社で、申し込んで「チチェン・イッツァ」に行きました。行く途中に、小さな村に寄ったり、いつか藤井フミヤ君も泳いだ「セノーテ」と呼ばれる不思議な池で泳ぎました。

      


テレビや写真でしか見たことのない「チチェン・イッツァ」でしたが、実物には圧倒されました。あの有名なピラミッドも、手すりも無い階段を頂上まで登りましたが、かなり怖かったです。(降りるときはもっと怖かったけど)
でも、既にあちらこちらで崩れかけていて、あと何年かすると登れなくなってしまうのでは、と心配になりました。

      
「エル・カスティージョ」と呼ばれるピラミッド


「エル・カラコル」と呼ばれる天文台 

  

下から見上げるとものすごく急にみえるピラミッドの階段


ピラミッドの頂上(後ろに見えるのは「戦士の神殿」)

広い地域に沢山の遺跡が残っていて、厳粛な気持ちにさせられました。
機会があれば、是非皆さんも訪ねて下さい。


さて、念願の「ニューヨーク」です。
音楽を演奏する身としては一度は行ってみたかった場所です。

しかし、着くなりトラブルに見舞われました。
旅行会社の手配ミスで空港への迎えが無かったのです。
幸いにも他のゲストを迎えに来ていた「H.I.S」の日本人の女性係員の方が親切にも、あちこち連絡を取ってくれて非常に助かりましたが、結局自分たちだけでタクシーに乗り、ホテルにチェック・インしました。初めての「ニューヨーク」で初日からかなりの緊張で、内心ビビリました。

でもまあ、活気に溢れた大都会でした。心配していた治安も良く、あちこちでお巡りさんを見かけましたし、結構遅い時間に地下鉄にも乗りましたが(まあ緊張はしましたが)危険な感じはありませんでした。ただ、泊まったホテルが初めひどい部屋になってしまい、ガンガン文句を言って広い部屋に替えてもらいましたが、今度はエレヴェーターの脇の部屋でうるさいこと!


フェリーから「マンハッタン」を望む

でも、滞在自体は素晴らしいものでした。
「ソーホー」辺りのライブハウスも何件も回りエネルギーを感じたし、「ブルーノート」で今だに素晴らしい「レイ・ブラウン氏」のライブも見ることが出来たし。
しかし、さとみは2階のトイレを出る時に、そこに座っていた「レイ・ブラウン氏」に扉をぶつけ、さとみが謝る前に、彼に「I'm Sorry!」とジョークを言われたらしいし(多分さとみが気を使わないように、優しい!!)、しかもショーが終わった後、何と!さとみはステージまで行き「レイ・ブラウン氏」と握手をしてもらった上に、unoのデモテープをに渡していた!(・・・・・・)
すごく小さなライブ・ハウスに超有名な人が出ていたり、全然有名じゃ無いのに超上手かったり。ウーン!さすがにアメリカは凄いと痛感しました。(僕も頑張らなくては!)


「ブルーノート」にて

有名な冬にはスケートリンクになる広場のある「ロックフェラー・センター」や「エンパイヤ・ステート・ビル」の展望台にも上ったし、5番街・ブロードウエイ・チャイナタウン・リトルイタリーも散歩出来たし。アメリカ映画に良く出てくる景色を目の当たりにしてやはり感動しました。

そう言えば、「チャイナタウン」で食事をしたんですが、世界中どこでも食欲旺盛なカミさんは、見るからにグロテスクな水掻きの付いた鳥(アヒル?)の足のかなりの量の一皿を、一人でペロリと平らげてました。ちなみにデリケートな僕は見てるだけで気分が悪くなりましたが。
再びそう言えば、東陽町の焼鳥屋さんに友人の「羽生さん」に連れていってもらった時も、「すずめ」の姿焼きに「かわいそうに!」と言いながら、美味しそうに頭からかぶりついていました。
(驚く皆に、カミさんは「食用なら、ゴキブリでも何でも食える!」と豪語してました)

いくつかの駅の構内では音楽のパフォーマンスをやっていて、かつてのジャクソン・ファイブを思わせる兄弟のメチャ上手いソウルバンドや、フォルクローレのバンドなどがいて、面白かったです。



また、アメリカで設計の勉強をしている「すみか」さんと彼(現在はご主人)に、あちこち案内してもらいました。彼は「ヴェニス」生まれで有名なレストランのマネージャーをしている、とても優しい素敵な人でした。その彼に連れていってもらった小さなレストランのワインとスパゲッティの美味しかった事!そのレストランの場所も名前も忘れてしまいましたが、味だけは覚えています。

肝心な「自由の女神」を忘れていました。
「自由の女神」がある島には行けなかったんですが、「ニューヨーク」と「ステタン島」を無料で往復しているフェリーから見ました。沢山の通勤客に混じって、かなりの観光客も見かけました。
帰路に陽が暮れかけた時間に見た「自由の女神」とニューヨークの夜景は美しくて忘れる事が出来ません。

 

また一カ所、是非もう一度行きたい所が増えてしまいました。

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