14.「’98/11」モルディブ(バニアン・トゥリー)

3度目のモルディブは、以前からいつかは行きたいと思っていた念願の「バニアン・トゥリー」でした。フルレ島からも近く島の雰囲気、海、部屋、設備やゲスト達、スタッフに至るまで「さすが!」と思いました。全てが文句無しに素晴らしいです。
食事はとても美味しかったですが、噂ほどではなかったかな?
でもスリランカ人のワッフル作りの名人がいました。
滞在中のランチと、何度かの夕食は海辺でした。


海を間近に見ながらのランチもなかなかです。


日本語の説明書も充実していて英語がそれほど分からなくても、他の島ほど心配いりません。でも色々なお知らせは英語なので、辞書(僕たちは電子辞書)があった方が良いかも知れません。(まあ、これは何処の国に行くにも同じですが)
それから毎晩、夕食から帰ると「島のマップ」やら、「木彫りの魚」やらのプレゼントが置いてありました。今日は何かな、とけっこう楽しみでした。しかも自分たちの記念品にしても良し、知人へのおみやげにするも良しですし。


「サンセット・ジェッティ」と木陰でお昼寝のカミさん

開放的な部屋もあちこち古さが出てきていますが、相変わらずロマンチックだし、広いし。(虫は少し多いかな?)


部屋の前のハンモックでお昼寝のカミさん

夜中に誤って冷蔵庫の中の飲み物の瓶を割ってしまい、辺りをジュースと割れたガラスの破片だらけにしてしまった時も、電話するとすぐ来てくれて嫌な顔ひとつせずに、掃除と飲み物の補充をしてくれたり。(しかも、飲み物代の請求はありませんでした)


天蓋付きベッドとデンとちらっと庭


全体的に大人が静かに過ごすための島といった雰囲気で、夜のバーでの生演奏等もありませんでした。もしどうしても盛り上がりたい人は、隣の「イフル」のディスコに無料送迎してくれます。
また、月曜日の夕方に「サンセット・ビーチ」でマネージャー主催のカクテル・パーティーがあって、スタッフが知らないゲスト同士を紹介したりしてくれて、楽しかったです。夕日も綺麗でした。


小さくても出会うとちょっとビビる鮫


「イフル」側の許可をもらい、カヌーを借りて「イフル」を見学に行きました。(カヌーで20分ほど)


カヌーで「イフル」に上陸


確かにナチュラルな島でしたが「バニアン・トゥリー」と比べると、少し汚れた感じがしてしまいます。海も確かにドロップオフ迄すぐに出られますが、水中は期待外れで、「バニアン・トゥリー」の方が良かったです。


カヌーで「バニアン・トゥリー」に戻る途中の必死なカミさん

ある日の夜、浜辺を散歩していて発見!蛇?ウツボ?


これまで、旅行で大した事故も無かったんですが、ついに起きてしまいました。

最終日の朝、最後のスノーケリングをした後、桟橋の椅子で水着を乾かしているときに、カミさんがバランスを崩してひっくり返り、左膝を桟橋と椅子の間に挟んで怪我をしてしまったのです。
出血はありましたが、あまり痛がらないので二人とも軽く考え何か消毒薬と塗り薬をもらおうと、フロントに行って傷口を見せてみると「これは大変だ!すぐ病院に行かなくては!」と言われ、急に不安になった僕でした。(が、カミさんはそんな事よりお昼ご飯の心配をしてました。ドヒャー!)
一番近い病院のある島の「バンドス」に行くことになり、スタッフがモーターボートの手配をしてくれました。(ちなみに、緊急時のモーターボートのチャーター代は、観光の為の時の半額になるそうです)「バンドス」に着き、即病院へ。診察してくれたドイツ人の女医さん曰く「これは、縫わなくては」。やっと、怪我のひどさに気付く二人。
結局4針縫って、「しばらく左膝は曲げてはならん」との言葉。
でも、カミさんの凄い所は、そんな怪我をしてビッコをひきながら、いつか来るかもと、しっかり「バンドス」の部屋、雰囲気、施設や海までもちゃんと観察していた所です。しかも、まだ食べ損なったお昼ご飯にこだわってました。(こちらは、それどころでは無かったのに)
それから滞在中も、この手術騒ぎの時も「バニアン・トゥリー」の日本人の女性スタッフに随分お世話になりました。ありがとうございました。

帰りの道中はかなり大変でした。
特に帰りのエアランカ航空のスタッフの不親切なこと。
診断書を見せながら片言の英語で、「カミさんが左膝を手術したばかりで曲げてはいけない、とお医者さんに言われたので、空席をやりくりして膝を伸ばしたまま座れるようにしてもらえませんか?」と、いくら頼んでも初めの内は全く駄目でした。
近くの席の英語が達者な親切な日本人女性や、隣の席のアメリカ人がガンガンに言ってくれて(皆さん、あの時は本当にありがとうございました。)、やっと用意してくれましたが。
もう、この時はこんな航空会社は2度と利用しない!と思ったのですが、安さと便利さにつられて、多分次回も利用してしまう二人です。

とにかく「バニアン・トゥリー」、お勧めです。


海から島を望む

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