第三章 禁忌の秘法を用いし伝説の「デカパフェ」


貴方は「デカパフェ」というものを知っているだろうか?
北海道旭川市にある食事処「オ○ーブ」、
そこのメニューに存在するパフェである。
この「デカパフェ」はパフェの名を冠してはいるが、
それは本来パフェとはとても呼ばない品物である。
その最大の理由は、その食が
パフェにとって一番必要な「神の黄金律」を
いちじるしく崩している
事にある。
どこの店でもある程度のアレンジはある。
それは当然のことであるが、この「オリーブ」では
アレンジとはとても呼べない、神の黄金律とは
かけ離れた食を作り、パフェの名を用いているのだ。
これは、パフェを愛する全世界80億人に対する冒涜である
この「デカパフェ」がどんなものかと言うと、
頂点にさくらんぼ、その下に生クリーム、アイス、
フルーツと続き、最後にそのそこに氷入りのメロンソーダとなる。
聞いた感じは、「何だ、普通じゃないか」と思う方も
いるかもしれない。
しかし、それは大きな間違いである。
まず第一に、メロンソーダに入っている氷。
これは最後に残るアイスと生クリームをからめ取り、
それを食するのを、困難とする。
第二に、その位置関係。
アイスとメロンソーダ内にある氷とに挟まれたフルーツは
必要以上に冷え、それは氷となって
食すものに苦痛を与える
。
第三に、ここのパフェの不安定度。
パフェは、当然つねに決まった比率で作らなければ
ならないが、この店では
その時によってこの比率が異なるのだ。
今回は、私の他に、じゅん、忍も同行し
三人で頼んだのだが、
三人それぞれが、量の多いものが違い、
それぞれがそれぞれに、違うもので苦しんだ
。
この作りの不安定さは致命的である。
この神の黄金律を乱すという行為は、
ゆえに禁忌に秘法と呼ばれるのだ。
パフェを愛するみなさんも
この「禁忌の秘法」にはご注意ください。


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