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<サハラ砂漠> 卒業旅行でやってきたモロッコ。なかなか行けないようなところに就職前に行っちゃおうということで、サハラ砂漠を目的にやってきた。 とにかく一番奥地まで最初に行っちゃえということで、夜行バスでアトラス山脈を越えてサハラ砂漠の入り口の村ワルザザードには朝の6時に到着。 宿の確保もそこそこに待ち構えていた砂漠に案内するジープに乗せられる。観光シーズンでないのか、スペインで知り合った同じく卒業旅行の美樹ちゃんと二人でジープを貸し切る。 ガレ場を走るうちに砂漠の端にやってきた。ちょっと感動ではあるが、余り遠くに行くのも怖いので少し裸足で堪能し終了。 |
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砂漠の入り口には遊牧民族ベルベル人のテントがあった。たぶん観光客を相手にして生計を立てているのだろうな。 ジープで村に戻るとスタートした宿とは違うところで降ろされた。ガイドの兄さんの友達が少数民族の話を聞かせてくれるというのでその家に入る。 奥から出てきた別のお兄さんはきれいな絨毯を広げ座れと言う。そして絨毯の絵柄についてでんでんと語りだす。どうやら少数民族のはなく少数民族の絨毯の話をしているようだ。「日本人は金を持っているのだから買え買え」という攻撃に耐えなんとか買わないで済んだが、このことで気に入られ夕食に招待された。 夕食に行ってみるとモロッコの名物料理タジンが用意され、友達のミュージシャンも来て踊れや歌えの騒ぎである。楽しい時間であったのだが写真が無いのはカメラを狙われていたから。絨毯は買わなくても物々交換ならどうだ。俺の太鼓と交換しろ! |
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そのうち一人が俺と空手で勝負しろと言ってきた。そう言えば砂漠からの帰りにテコンドーの道場があったのが見えたんだよな〜。試しに少しやって見せろと言ったら、天井にも付きそうなハイキックを見せられた。 これはやばい!殺されるかも!なんて思ったのだが、「その位じゃ俺とやったら怪我するぜ」みたいなことを言ってごまかした記憶が… どんな風に英語で言ったのか?覚えてない… ワルザザードからフェスへのバスの中から見たオアシスの風景。 |
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<フェス> フェスは外敵から街を守るため、街路は細く迷路のように入り組んだ旧市街を持つ世界遺産の町である。地図を見ながらゆっくりと回っても良いのだが、バスを降りるなり自称ガイドさんに捕まる。 まぁ一通りの名所を案内してもらい漏れなく見たと言いたい所だけれど、フェスで有名な皮なめしの工場というか現場というかには連れて行ってくれなかったな。たぶん臭いからガイドさんも行きたくなかったのだろう。 考えたら迷路のような街なんだから、自分で目的地を目指してウロウロするのも良かったかもしれない。迷子になっちゃったかも知れないけれどね。実は数日前の夜中にとある町でフラフラしていたら、「ポリース!(警察呼ぶぞー!って意味でしょう。)」って言われてライフル向けられたなんて事件もありました。 写真はイスラム教の神学校。と言ってもだれも居ませんな。 |
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案内されるうちに必ず立ち寄るのがみやげ物屋。ガイドさんの友達の店に必ず連れ込まれます。 彼らの理屈で行くと、金持ちの国から来た日本人が貧乏な国を助けるのは当たり前のことで、彼らに全く悪気はないんだよな〜。僕は写真の民族衣装屋に監禁され買え買え攻撃を受けました。危うく写真のジュラバは買わされるところだったぞ!こんなもの買って日本のどこで着るというのですか。 逃げるための常套句は「俺学生だから金無い」なのですが、そうするとカメラと交換しろと来ます。なかなか苦労させられました。 |
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一通り観光してみやげ物屋で苦労して、それでもガイド氏に解放されたのは昼前。この門も有名で青色側がいらっしゃい、内側の緑色がまた来てねの意味だったかな?この門のすぐ外でガイド氏に昼飯食わせろとせがまれるが、もうちょっと自分達でフラフラするからと断る。自分達からは金が取れないと諦めたのか、ガイド氏はなにやら悪態をついて去って行きました。 ガイド氏に解放されて何をしたわけでもなく、次の街を目指したような記憶があります。なぜって歩くほどに精神的に疲れるから。 |
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<マラケシュ> 夜行列車に乗ってこの街に到着したのは、まだ日も上らず暗い6時ごろ。新市街に有る駅から旧市街の広場にまで歩いて行って見る。広場には有名なクトゥビアという塔があって、その前は市が出て有名な広場だ。朝早いこともあって屋台は片付いておりきれいなもの。 広場の喧騒は見ておきたいと思っていた。片隅に座るところを見つけ佇んでいると、子供が集まってきて僕を指差しブルースリーという。面白いのでカンフーの真似事をして子供と少しじゃれていた。フェスでは大人のガイドに捉まりしんどい目にあったので、子供を使って上手く街を回れないかと考えたらひらめいた。 ガイドブックを見せてここに連れて行けと言ってみた。そうすると子供達が走り出す。そうか連れて行ってくれるんだな。10人くらいの子供に囲まれ、ブルースリー、ジャッキーチェンとからかわれながら街を回る。気が付いたがカンフー物の映画が人気らしく、それで子供達はちょっかいを出してくるんだな。 イスラム教のモスクや神学校なんかに連れて行ってもらう(一通り通り過ぎる)が、どこも朝早すぎて閉まっている。マラケシュの観光は8時頃に終了。お小遣いとして一人ずつに10円くらいをあげたら喜んでくれたが、もう用は無いらしくサーッと居なくなってしまった。 |
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また広場でフラフラしていると、流暢な英語で「おまえ日本人?」と声を掛けられた。モロッコの家庭を見てみたくない、というので危ないかなと思いつつ付いて行った。 彼の家に行く途中、果物屋でオレンジやらなんか果物を買う。しかも僕の金で。 彼の家は広場の少し外れの土壁の家。中に入ると中庭(パティオって言うもの)があって周りを部屋が取り囲んでいる。中は割りと涼しいんだな。彼の家族や友達が居て、お昼をご馳走になった。彼ら同士の会話はアラビア語で何を言っているかわからないのでニコニコしているしかない。 台所では彼の奥さんが料理をして、子供がお食事。突然やってきた東洋人に驚きもせず。彼の家では良くあることなのかな。 |
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なんか言葉も分からないうちに、東洋人との写真撮影会になった。そのうち病院にも連れて行かれて、入院中のおばあさんにも会ってしまった。自分がどこに居るかもついには分からなくなり、付いていくしかなくなった。彼の目的はなんなんだ? |
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彼がいい所に連れて行くからと、バイクの後ろに乗ってやってきたのがメネラ庭園。マラケシュのデートスポットらしい。 ここに来るまでにおまわりさんに止められる。どうやら二人乗りかヘルメットをしていないのがいけなかったらしい。ここでも僕の財布から罰金が、というより賄賂だよな。3000円くらい払って見逃してもらえた。 メネラ庭園の次は広場に戻ってもらえた。どうやら彼は色々見せて回りたいだけの暇で親切な人だったらしい。だけどいちいち声を掛けられ連れ回されるうちに、気力が弱り早くモロッコから出たいと思うのでした。 この後すぐにスペインへの脱出を目指す。 |