このコーナーでは、ネコに対してのクリッカートレーニングの実践状況を公開します。実験台はうちのタラです。
1.クリッカートレーニングとは?
クリッカートレーニングとは、新しい行動をさせるために「陽性強化」と合図を使った、条件付けをすることです。 元々はイルカのトレーニングを基礎としています。水族館ではトレーナーがホイッスルを使って合図をしていますよね。 このほかにも動物園ではキリンからホッキョクグマといった、トレーニングができないと言われていた動物達を難なく扱い 、移動や診察の際にもクリッカートレーニングが用いられているそうです。
犬やネコなどのペットをトレーニングするときには、クリッカーという道具を使います。金属の板やバネなどの跳ね返りを利用して ”カチッ”と音がするように作ってある道具です。家庭でホイッスルを使っていたら近所迷惑ですもんね!
犬のしつけの際には、言うことを聴かせるためにリードをきつく引くという方法も取られてきましたが、クリッカーで 合図を出すことでのクリッカートレーニングも普及してきました。馬の訓練の時には、拍車で蹴ったり鞭で打つ代わりに、 クリッカーとご褒美を使って、馬に苦痛を与えることなくいうことをきかせられるようになっています。
詳しいことは次の本を参考にしてみてください。
他にも犬向けの本は出ているようです。
<用意するもの> ・ノック式のボールペン(カチッと音がしますよね) 市販でもクリッカーを買うことが出来ますが、取りあえずはボールペンで代用しています。 音の違いがどの程度あるのかは分かりません。 ・ご褒美のおやつ 普段のカリカリとは違う、ネコちゃんが欲しがるものを用意します。 ハム、チーズ、鶏ささみなどが良いと思います。これをトレーニングの途中でお腹が一杯に ならないよう小さくしておきます。 bonitoは市販のおやつを使っています。 ・割り箸 ターゲットとして使います。使い方は追って説明します。 |