15.9.19-20 錫ヶ岳
9.19 日光駅(バス)湯元温泉(1:50)前白根(35)白根隠山(1:05)錫の水場(幕)
全国的に5連休のシルバーウイークなので、人込みを避けて錫ヶ岳へ向かった。以前から皇海山までの縦走計画を温めてはいたが、今回は様子見ということで前半部分を1泊で歩くことにした。東武線は鬼怒川決壊の豪雨による不通から前日に復旧したばかりで、連休初日にしては電車やバスもさほどの混雑ではなかった。湯元スキー場から歩き始め、外山の鞍部までは歩きにくい激登りが続く。尾根に出てしまえば気持ち良い樹林の道になり、天狗平から前白根まで来るとガスの切れ間から奥白根が姿を見せていた。一般ルートでない白錫尾根の入口は倒木でふさいであり、それを越えて先へ進む。白根隠山までは踏跡もしっかりあり、展望の開けた気持ち良い道だ。山頂では奥白根登頂から寄り道したという1人と、袈裟丸山まで2泊で縦走するという2人連れに会う。その先は踏跡が薄くなり、膝から腰上くらいの笹を漕ぐところもあったが、金属板やテープの目印を追いながら進むと、順調に錫の水場に到着。
9.20 錫の水場(35)錫ヶ岳(2:20)ネギト沢のコル(20)宿堂坊山(50)柳沢川(15)西ノ湖入口(バス)赤沼(バス)東武日光駅
心配した夜の冷え込みもまったく感じることなく、のんびり起床。朝一番の錫ヶ岳の登りは少々きつかったが、静かな山頂からの眺めはなかなか良かった。山頂からの下りは判りにくく、笹の下りで踏跡を見失った。GPSでルートを外していないことを確認し、笹を掻き分けて進み、目印を見つけてホッとするというのを何度か繰り返す。目指す宿堂坊山がずいぶん遠くに見えてちょっとげんなりもしたが、進むうちにヤブも薄くなって先行きの不安は解消した。小休止をとりながらネギト沢のコルまでたどり着き、あとは宿堂坊山へ登って下りるだけ。登りの取り付きがよく分からず、明らかに踏跡ではない斜面をズルズル登るうちに左から踏跡が合流した。地味な山頂でひと息入れてから下りにかかる。下り始めは尾根がはっきりせず、GPSを見ながら東尾根に乗った。尾根上はテープがちらほら付けられているが、踏跡というほどのものはない。あとは忠実に尾根をたどって柳沢川の堰堤に下り着いた。ネット上の記録と同様に飛び石伝いでは微妙に渡れず、靴を脱いで渡渉する。河原でしばらくのんびりしてからバスを乗り継いで日光へ戻った。