アップ(Up)
ライズの最も高くなった頂点を意味し、フォックストロットとクイックステップで多く使用される。
OP(Outside Partnerの略)
上体の正しいコンタクトを保ってパートナーの右外側にCBMPに前進することで、左外側へCBMPに前進する場合は左のOPと言われている。
アマウント・オブ・ターン(Amount of Turn)
回転量のことで、各フィガー中の1歩または数歩間における回転の分量のことである。回転量は足の位置(上体でなく)を基準として次のように表示される。
1/8,1/4,3/8,1/2,3/4,7/8,全回転。
アマルガメーション(Amalgamation)
いくつかのフィガーを合理的に接続すること、または接続したものをアマルガメーションという。
アライメント(Alignment)
アライメントという言葉は一直線上にあることを意味するが、ダンスでは「室に関連して足の指す方位」のことである。
アンダー・ターン(Under Turn)
正規の回転量より少なく回転すること。
ヴァリエイション(Variation)
ベーシック・フィガー以外の全てのフィガーのことであるが、スタンダード・ヴァリエイション及びネームド・ヴァリエイションは標準化され、いわゆるスタンダード・フィガーと称されている。
トウ・ピボット(To Pivot)
両足を閉じて回転するが、片方の足のボールだけで回転し、体重を回転する足におき、閉じる方の足に移さないように行う回転方法で、ダブル・リバース・スピンの男子の第2、3歩がこれである。
N・F・R(No Foot Riseの略)
ヒールを上げないで上体と脚部だけの伸張によるライズのことで、全ての内側回転の第1、2歩の間で用いられる。
ヒール・ターン(Heel Turn)
後退した足の踵で回り、他の足は引き寄せながら回転している足と平行に保ち、回転した足を前方または横へステップするターンの型をヒール・ターンという。
ヒール・ピボット(Heel Pivot)
右足後退してその踵で左回転、左足を体重を移さずに右足に揃え、左足より前進するターンの型をヒール・ピボットという。これに対応するパートナーのステップはシャッセ・ターンである。
ピボット(Pivot)
ピボットとは一方の足を前方または後方へステップし、他方の足を開いたまま後方または前方へCBMPに保ちながら、片方のボールだけで行う回転のことをいう。
ピボッティング・アクション(Pivoting Action)
ピボットのような回転であるが、他方の足を後方にCBMPに保たない。ナチュラル・スピン・ターンの女子の第4歩はこれである。
フィガー(Figure)
いくつかのステップによる一定の組み合わせのことで、踊りの単位となっている。
フォールアウェー・ポジション(F.A=Fallaway Positionの略)
男子女子とも、後退してPPとなる位置のことである。
フットワーク(Footwork)
各ステップごとに床に着く足の部分の正しい置き方、並びに使い方をフットワークという。
ヒール・プル(Heel Pull)
一方の足(左足)を後退し他方の足を引き寄せるが、閉じずに少し離して並行に置き、これに体重を移し、一方の足をこの足にブラッシュして前進する回転方法のことで、プル・ステップとも呼ばれている。
P.P.(Promenade Positionの略)
男子の右側と女子の左側が密着し、各反対側を離してV字型に開いた体位をPPという。。
ポイズ(Poise)
両足に関連する状態の位置で、踊っている間のカップルが上体と足とのバランスがよく取れ正しい外観を保つことである。
ポインティング(Pointing)
普通上体の方向と足の方向とは一致しているが、上体の方向と異なる方向へ足を向けてステップする場合、ポインティングという言葉が用いられる。日本語では「向けて」または「指して」という言葉でアラインメントの項で用いられている。
オーバー・ターン(Over Turn)
正規の回転量より多く回転すること。
オープン・ターン(Open Turn)
第1歩前進し、CBMによる回転を行い、第2歩横へ開き回転継続、第3歩後退または横へ開く回転方式をオープン・ターンという。
オープン・フィニッシュ(Open Finish)
フィガーの後半において両足を揃えて終わり得るものの終歩を揃えず、前進または後退する場合、オープン・フィニッシュと呼ぶ。
オープン・ポジション(Open Position)
ショルダー・リードを伴ってステップした時の位置で、フォックストロットのフェザー・ステップの第2歩、タンゴの右足の前進ウォークまたは左足の後退ウォークはオープン・ポジションである。
C.B.M.(Contrary Body Movementの略)
前進または後退するとき、そのステップする脚と反対半面すなわち肩と腰を脚の動く方向へスウィングすることで、回転またはカーブするフィガーの第1歩で用いられる。
シャッセ(Chasse)
第1歩横へ開き、第2歩これに揃え、第3歩再び横または前方もしくは後方へ進め、QQSまたはこれと類似のリズムを用いる運動をシャッセという。
ショルダー・リーディング(Shoulder Leading)
動かす足と同じ側の肩を先行させてステップすることで、この場合は肩だけでなく、肩と腰を共に先行させることである。
スウェイ(Sway)
舞踏中全身が一直線に右または左へわずかに傾斜することをスウェイといい、ボディ・スウェイとも呼ばれる。
スウィブル(Swivel)
体重を支えている方の片足のボールで回転すること。
スピン(Spin)
スピンは通常ピボットを踊った後、体重を支えている足のボールでさらに回転を継続することである。
タイム(Time)
音楽の各小節を構成するビートの数をタイムという。例えばワルツ3/4,フォックスとロットとクイックステップは4/4,タンゴは2/4である。
チェック(Check)
ある方向へステップした足を止めて、他方の足へ体重を移し変え、進行方向を変えることである。
テンポ(Tempo)
音楽の演奏される速さのことで、ダンスでは1分間に奏せられる小節数を以って表示される。
トゥイスト(Twist)
両足を交差し両足を使ってその場で回転することで、タンゴのナチュラル・トゥイスト・ターンの男子の第5,6歩はその代表的なものである。
ボディ・ライズ(Body Rise)
ボディ・ライズとはヒールを床から離さず上体と脚部を上方へ伸ばすことであって、普通のライズの場合にはボディ・ライズの外にヒールを床から離すフット・ライズが使われる。
ライズ・アンド・フォール(Rise and Fall)
体の緩やかな上下への波動運動のことである。
ホバー(Hover)
上体を充分にアップし、殆ど停止状態に保たれている間に、上体をオーバーターンするあるフィガーの一部のことである。ワルツまたはクイックステップのホバー・コルテ、フォックストロットのホバー・フェザーまたはナチュラル・トゥイスト・ターンの第5,6歩等で用いられる。
ランニング・フィニッシュ(Running Finish)
あるフィガーをランニングで終わることで、クイックステップの「ジグザグ、バックロック、ランニング・フィニッシュ」またはランニング・ライト・ターンの後半で用いられている。
ルーティン(Routine)
主としてデモンストレーション、競技、メダル・テスト等の目的のため幾多のフィガーを組み合わせたものをいう。
ロア(Lower)
ライズで床から離したヒールを徐々に下降してヒールを床につけ正常の位置に戻すことである。
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