1998年
1月2月3月4月 5月6月 7月8月9月 10月11月 12月



学会情報

12月

物語研究会12月例会

(日時)1998年12月19日(土)午後1:30〜
(場所)明治大学駿河台校舎、リバテイータワー1104教室、(新校舎、10階第4教室)
    ※なお教室内は禁煙です
・光源氏の語りかた―物語(学)の臨界を探るために―    安藤 徹氏
・合評会 葛綿正一氏著『源氏物語のティマティスム』(笠間書院)
                         報告者  宗雪修三・助川幸逸郎氏




11月

物語研究会11月例会

(日時)1998年11月21日(土)午後2:00〜
(場所)日本大学文理学部本館H409教室
・『土佐日記』仮名表記文学論  神田龍身氏
・年間テーマ<物語学の限界>
 物語学の限界、さらには研究者個々人の、研究への立脚点と、その限界点とを見定める。
・ジェンダー美術論の功罪    河添房江氏
・合評会 小森 潔氏著『枕草子 逸脱のまなざし』(笠間書院)
                           報告者  津島知明・原岡文子氏




東京大学国語・国文学会

(日時)1998年11月7日(土)午前10:00〜
(場所)東京大学・山上会館
・研究発表(午前10:00)
  ・「らむ」の叙法的性格−上代語における−……仁科明
  ・『太平記』における記事構成の一方法……北村昌幸
  ・芭蕉の風狂について……全英美
  ・保田與重郎における<近代の超克>論の位相……坂元昌樹
・シンポジウム(午後2:00〜)
  ・文語と口語……(講師)鈴木日出男・矢野公知・高田知波
            (司会)尾上圭介




10月

近代文学秋季大会

(日時)1998年10月17日(土)午後2時00分・18日(日)午前10時00分
(場所)昭和女子大学グリーンホール
・研究発表(17日)
  ・太宰治「フォスフォレッセンス」論……大國眞希氏
  ・『新萬葉集』という名の<事件>−戦争と<歌>をめぐって−……五味渕典嗣氏
  ・「家庭小説」の家庭・愛・性……岡野幸江氏
・研究発表(18日)
  ・明治十年代末期における<軍歌/唱歌/新体詩>の諸相……榊祐一氏
  ・『沢氏の二人娘』……今村忠純氏
  ・『渋江抽斎』『伊沢蘭軒』『北条霞亭』の近世……柴口順一氏
  ・正岡子規における世界構成−俳句・短歌に即して−……勝原晴希氏
  ・『夜明け前』と平田国学……高橋昌子氏




9月

物語研究会9月例会

(日時)1998年9月19日(第三土曜日)・午後2時00分
(場所)國學院大學本館101教室・中庭奥のキャッシュディスペンサーが目印、百周年記念館東
    國學院大學へはJR渋谷駅東口南のバスロータリーで日赤医療センター行きバス利用が便利です。
    二次会は「田舎」渋谷警察署裏

・年間テーマ<物語学の限界>
     ※物語学の限界、さらには研究者個々人の、研究への立脚点と、その限界点とを見定める。
・絶望の言説−限界の竹取学、文献学と物語世界の臨界線   上原作和氏
・合評会・ 久富木原玲氏書『源氏物語 歌と呪性』  報告者・渡部泰明氏 井野葉子氏





8月

物語研究会 1998年度(27回)大会

(日時)1998年8月17日・午後1時30分より 19日 正午まで 
(場所)長野県南安曇郡白馬村みそら野 ペンション・ブラウニー

(内容)自由発表17日・18日午前
    ・「夜見の嶋」をめぐって---『源氏物語』の古代にむけて        原 豊二
    ・浮舟の言説空間への試み                       徳江純子
    ・物語言説の成立−パスティーシュあるいは竹取物語の冒頭場面を読む  三谷邦明
    シンポジューム、年間テーマ<物語学の限界> 18日午後、19日総合討論
    ・物語学の限界、さらには研究者個々人の、研究への立脚点と、その限界点とを見定める。
                                       司会  齊藤昭子
    ・文学史叙述の方法                      松岡智之
    ・消費される色好み                       立石和弘
    ・山城国「山崎」の文学史                  久保田孝夫




7月

物語研究会7月例会

(日時)1998年7月18日・午後1時30分
(場所)横浜市立大学 文科系研究棟五階小会議室(京浜急行金沢八景駅下車)

・「如是我聞」を結ぶべき辞(ことば)−「き」あるいは「り」−
       齋藤正志 ・年間テーマ<物語学の限界>
   ※物語学の限界、さらには研究者個々人の、研究への立脚点と、その限界点とを見定める。
・〈物語〉への誘惑――枕草子「日記的章段」を読むということ(津島知明)




6月

物語研究会6月例会

(日時)1998年6月20日・午後1時30分
(場所)清泉女子大学 1号館2階123教室

・年間テーマ<物語学の限界>
   ※物語学の限界、さらには研究者個々人の、研究への立脚点と、その限界点とを見定める。
・<救済>は誰のために−浮舟物語をめぐって−(助川幸逸郎)
・合評会 −長谷川政春著『物語史の風景ー伊勢物語・源氏物語とその展開』−(井上眞弓・三村友希)




5月

中古文学会春季大会

(日時)1998年5月9日・10日
(場所)立教大学9号館

5月9日(土)午後1時30分から
・『蜻蛉日記』上巻にみられる兼家−「いとねぢけたるものの大輔」考−
・『蜻蛉日記』下巻の物語的手法とその限界−夢と養女迎えの記事の配列を中心に−
・『和泉式部日記』成立論−その叙述形態との関連から−
・『和泉式部日記』最終歌臆断−〈歌〉から〈ことば〉へ、あるいは〈噂〉の変容−
・原体験へと回帰する昔男−伊勢物語1〜20段に見る〈心〉と〈かたち〉の二元論−

5月10日(日)午前9時30分から
・『源氏物語』手習の巻における中将求婚の挿話をめぐって
・源氏物語蜻蛉巻の機構(メカニズム)−六条院と明石一族−
・明石入道と琵琶法師
・『大鏡』の逸話選択−『栄花物語』との比較を通して−
・冷泉家時雨亭文庫蔵「いはでしのぶ」について
・堀河院と堀河院艶書合−艶書合のおこなわれた場とその性格−
・『顕秘抄』と『袖中抄』−その前後関係−




物語研究会・5月例会(第237回)

(日時)5月16日(土)午後1時30分より
(場所)明治大学駿河台校舎5号館521教室

・「呪われた実存 −帚木・空蝉巻における光源氏−」(三谷邦明氏)
・年間テーマ<物語学の限界>
    物語学の限界、あるいは研究者個々人の、研究への立脚点と、その限界点とを見定める。
・『地神経』と<五郎王子譚>の伝播(増尾伸一郎氏)




日本近代文学会春季大会

(場所)東海大学11号館(日時)1998年5月23日・24日

5月23日(土)午後2時00分から
・開会の辞(小泉浩一郎)
《研究発表》
・〈志賀直哉〉の完成−芸術家小説としての「暗夜行路」− (永井喜久)
・坂口安吾「日本文化私観」の論理(ダイナミクス) (加藤達彦)
・『それから』の叙述−成熟拒否と仮想過去− (関谷由美子)

5月24日(日)午前10時00分から
・有島武郎「宣言一つ」への過程 (阿部高裕)
・佐藤春夫『田園の憂鬱』論−星・水・花をめぐり− (小川康子)
《特集 大正期の言説空間》
・『黒髪』と『吉野葛』−「無縁」と「縁」の間− (大杉重男)
・「心境小説」の成立−正宗白鳥復権の背景を読む− (山本芳明)
・セクシュアリティへのまなざし−大正的な知の装置− (岩見照代)

・閉会の辞(十川信介)

(司会)佐藤泉・川津誠




中世文学会春季大会

(日時)1998年5月30日・31日
(場所)立正大学

5月30日(土)午後1時00分から
・シンポジウム「中世文学と神道」

5月31日(日)午前9時00分から
・藤原為家と阿仏尼との和歌の贈答に関する一考察(田辺麻友美)
・『今昔物語集』に見る犬(永藤美緒)
・『明恵上人行状』における引用説話について(山崎淳)
・方丈記 大福光寺本の奥書について(宮地崇邦)
・『神道集』「上野国児持山之事」と在地縁起(榎本千賀)
・『さゝめごと』の閑人論(管基久子)
・世阿弥能楽論における『詩経』受容をめぐって(重田みち)