「古典の窓」掲示板過去ログ
2001年7月1日(日)〜2001年8月17日(金)







[172] 掲示板を変更しました。 投稿者:進藤 重之(管理人) 投稿日:2001/08/17(Fri) 01:43

今回、掲示板を新しく変更することにしました。アドレスは下記の通りですので、宜しくお願いします。

http://www2.glay.to/jaywave/mkres5.cgi?koten


[171] はじめまして 投稿者:怪傑おばさん頭巾 投稿日:2001/08/13(Mon) 03:48

ついつい、アンケートの方に、先にお答えしてしまいまして、本来なら、こちらで先にご挨拶するべきだったのでしょうね。
大変失礼致しました。
福田侃子先生を検索していて、こちらに伺いました。
あまりの豪華さに呆然としております。
また、伺って勉強させていただきます。どうもありがとうございました。

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Suzuran/9582


[170] 字母歌の特異な趣向 投稿者:MM3210 投稿日:2001/08/12(Sun) 10:04

『大辞林』や『広辞苑』のような大型の国語辞典には、平安時代に作られた、
「あめつち」「たゐに」「いろは」という三つの字母歌が載っています。

この三つの字母歌の成立順序については、

平安初期の発音の区別を反映して「え」が重複している「あめつち」が最も古く、
次は、970年に成立した源為憲(?〜1011)の著書「口遊」に載っている「たゐに」、

為憲が、<「あめつち」より「たゐに」の方がすぐれている>と言っているので、
そのときはまだ知られてなかった「いろは」が最も新しい、というのが定説です。

しかし、この定説は、字母歌の特異な趣向についての認識を欠く推論です。
国文関係者の諸賢によって、次の点をご検討いただければ、幸甚に存じます。

@ 相異なる47文字から、8文字を取り出す組み合わせの総数は、

47!/8!/39!=314457495(通り)

だから、字母歌を一定の形式で書いたとき、作為を感じさせる特定の8文字の配置が
偶然の産物である確率は、どう多く見積っても、3億分の1以下である。

A 「たゐに」を4段書きすると、8字「やまのうへおくら」の配置は作為を感じさせるものとなる。

B 「いろは」を5段書きし、「やま=山」とすると、7字「山のうえおくら」が「上」字型に収まるので、
  8字「やまのうえおくら」の配置は作為を感じさせるものといえる。

C 積の法則よりABが同時に起こる確率は3億分の1の2乗以下となり、偶然とはいえなくなる。

D 容易に発見されることのない特異な趣向が秘められた字母歌は、
  同一人物、または同一集団の製作と見られる。

E 「たゐに」よりも「いろは」のほうがすぐれていることは誰の目にも明らかであり、
  後世に普及するのは、「いろは」のほうであると判断できる。
  だから、「たゐに」の特異な趣向は、「いろは」の特異な趣向を前提としたものである。

F 「あめつち」を5段書きしたとき、8字「やまのうへおくら」を「山」字型に取り込もうとすると、
  あれこれ作為を感じる。「上」字型というヒントがなければ、「山」字型という発想はありえないので、
  「いろは」の方が「あめつち」より後に作られたとは考えられない。

字母歌の特異な趣向については、下記をご参照ください。

http://www3.ocn.ne.jp/~mm3210/


[169] 日本2000年の衣服の歴史を再現します 投稿者:和道文化学院 投稿日:2001/08/06(Mon) 20:37

はじめまして
長野県の和道文化学院と申します。
この秋、日本2000年の服飾史を再現するステージショーを行います。
復元する衣服は当学院の生徒による手作りですが、資料に基づいて
研究しています。
日本の歴史や政治、事件、文化の発展などにいつも関わってきた、衣服の変遷は、大変興味深いものです。
皆様にも新たな楽しさを味わっていただけると思います。
平安時代の場面では、高倉流の衣紋道で、実際に装束のお服上げを御覧に入れます。
観覧希望の他、出演モデルの募集も行っています。
ぜひホームページを御覧下さい。

http://www.wado.gr.jp/


[168] いろは歌と五十音図 投稿者:波江究一 投稿日:2001/08/04(Sat) 15:45

いろは歌と五十音図の相関式について論考を加へて置きましたので
興味ある方は御覧下さい 仮名は日本人が自ら考案し現に使用して居る物です これを発明し得なかつた国々の国語とは責任の負ひ方
に於て自づと質も次元も違ふ所あると思ひます
http://いろは歌と五十音図の相関式について論考を加へて置きましたので
興味ある方は御覧下さい 仮名は日本人が自ら考案し現に使用して居る物です これを発明し得なかつた国々の国語とは責任の負ひ方
に於て自づと質も次元も違ふ所あると思ひます
http://www5a.biglobe.ne.jp/~namie/sub12.html#

http://www5a.biglobe.ne.jp/~namie/


[167] 「鶴」の読み方について 投稿者:moto 投稿日:2001/08/02(Thu) 18:21

初めてメールします。とっても満載されたHPですね!
さて私、書道を学んでおり、
「妹とせの 契は千代も かはらしな つはさならふる 宿のひな鶴」
を散らし書きする宿題が出ており悩んでおります。
辞書によると、最後の「鶴」を「タヅ」と詠むことがあるそうですが、本当はどのように発音するのでしょうか? いくつか調べたのですが歌の出典が分からず、どなたか手がかりとなる情報をご存知でしたらお知らせ願います!


[166] 「へ」が「え」と発音され出した時代 投稿者:MM3210 投稿日:2001/08/01(Wed) 13:13

橋本進吉著『古代国語の音韻について』(岩波文庫)に収録されている
「国語音韻の変遷」(1938年執筆)には、

>「ゐ」「ゑ」「を」の音(「ひ」「へ」「ほ」から転じたもの)が、
>「い」「え」「お」と同音になったのは、あるいは院政時代であろうかとおもわれる。

とあるにですが、『大辞林』(1988年第1刷発行)で「へ」を引くと、

>「へ」は平安時代半ば以降、語中語尾では一般に「ゑ」「え」と同じ音になった。

とあります。

「院政時代」説が、「平安時代半ば以降」説に書き変えられたのは、
どんな資料にもとづいてのことか、お教えいただけないでしょうか。

http://www3.ocn.ne.jp/~mm3210/


[165] 古典文学クイズ 投稿者:吉田 雄一郎 投稿日:2001/07/29(Sun) 00:11

挑戦してみました。が、じぇんじぇん分かりません。
もうちょい勉強しなくちゃいけませんねぇ。
日々忙しいと思いますが、体調を崩さず頑張っていきましょう!


[164] Re[161]: 徒然草の作者名 投稿者:進藤 重之(管理人) 投稿日:2001/07/27(Fri) 00:26

>杉浦さん
はじめまして、こんにちは進藤です。
この度は、『徒然草』についてご指摘をいただきありがとうございました。
全く知らなかったことで、大変勉強になりました。
文学史のほうは、早速「兼好法師」を直させていただきました。
今後、僕の方でも少し調べてみたいと思っています。
今後とも、宜しくお願いいたします。


[163] 博多小女郎ってどんな人ですか 投稿者:毛剃 投稿日:2001/07/26(Thu) 13:33

近松を学んでいます。そこで疑問なんですが、博多小女郎はなぜいまも山笠に使われたり、焼酎の銘柄になったりしているのでしょう。他の遊女はあまりそのように扱われていませんよね。とはいっても、近松の博多小女郎浪枕と京伝の梗概と西鶴の部分しか知りません。何か詳しい文献などをお知りの方がいましたらお教えください。上記の疑問についてもお知りの方がいましたらお願いします。


[162] たすけてー 投稿者:ガン 投稿日:2001/07/26(Thu) 00:14

いきなりですみません。明日、古典で竹取物語の最初のところの
口語訳が必要なんです。すみませんが、だれか
口語訳が乗ってるページのアドレス教えてください


[161] 徒然草の作者名 投稿者:杉浦清志 投稿日:2001/07/25(Wed) 17:55

 進藤さんこんにちは。徒然草を研究している杉浦という者です。
 まだ全部は見ていませんが、素晴らしいHPですね。
 ところで日本文学史の年表の中で、徒然草の作者名が「吉田兼好」となっています。今でもそう思っている人は多いのですが、兼好が吉田などと名乗ったことも呼ばれたこともなかったことは今や明白です。資料としても元禄頃までは兼好とか兼好法師と書くだけで、吉田は元禄以降(いつからか正確にはまだ突き止めていませんが)誰かがそう呼び始めたもので、生前の兼好とは何の関係もありません。詳しくは吉川弘文館の冨倉徳次郎著『卜部兼好』をご覧下さい。
 最近では中学・高校の国語・古典の教科書でも、吉田と書くものは少数派になっていますが、まだ多少残っているようです。
 というわけで、徒然草の作者名は「兼好」が正解。そう改めていただけるとありがたいです。この話題は下記のHPの掲示板でも話題にしています。ご参考までに。

http://ksugiura2.hak.hokkyodai.ac.jp


[160] Re[159]: 嵯峨野愛好家いませんか? 投稿者:進藤 重之(管理人) 投稿日:2001/07/21(Sat) 03:19

>真樹子さん
修学旅行ですか?なつかしいな〜。嵯峨野に行ったんですね。
僕も京都が好きで今まで7,8回は行ったと思いますが、嵯峨野の記憶が……。
ところで、嵯峨野にまつわるエピソードとかはよく分かりませんが、
ちょっと調べてみたらいくつか見つかりました。
一部を言いますと、和歌では『新古今集』に

  かなしさは秋の嵯峨野のきりぎりす猶ふるさとにねをやなくらむ(786)
  いまはさはうき世のさがののべをこそ露きえはてし跡と忍ばめ(787)

また『源氏物語』には松風巻に嵯峨野が出てきます。

  嵯峨野の御堂にも、飾りなき佛とぶらひすれば……
  嵯峨野の御堂の念佛など、待ち出でて、月に二たびばかりの御契りなめり。

などです。
また松尾芭蕉が『奥の細道』の旅終えた後、嵯峨に滞在して『嵯峨日記』というものを執筆しています。
芭蕉のことだから、ここにも興味深いとこを述べているかもしれませんね。
何か、面白い発見をしたら教えてください。


[159] 嵯峨野愛好家いませんか? 投稿者:真樹子 投稿日:2001/07/20(Fri) 23:38

ついこないだ修学旅行で京都にいったんですけど、とくに嵯峨野が最高でした。どなたか、嵯峨野が詠まれてる歌とか、それにまつわるエピソードとか、ご存じないですか?


[158] Re[157]: 枕草子 投稿者:進藤 重之(管理人) 投稿日:2001/07/20(Fri) 23:29

>マニスターさん
『枕草子』ですか?読んだことありますよ。でも研究というレベルではないですけどね。随筆なので、
一つ一つが短いので、トレイに置いて行くたびに数段ずつ読んでいました(笑)『枕草子』の資料で
すけど、それはどういう意味の資料ですか?研究文献なら、『源氏』に比べると少ないかもしれない
けれど、たくさんありますよ。それと、現代語訳は角川文庫が本文と現代語訳もあり読みやすかったです。
ただ上下2巻でちょっと厚めなので、力を入れて読んでください。


[157] 枕草子 投稿者:マミスター☆ 投稿日:2001/07/20(Fri) 18:43

お返事ありがとうございます。
確かに古典ってメロドラマみたいなとこありますよね。
昔もいまも恋愛って同じとこあるなーって思います。
普遍的だからこそ今読んでもいま面白いんでしょうね。
三島は授業で読まされた以外は読んでなかったけど、興味あったから
今度読んでみます。

ところで、進藤さんは「枕草子」は読みませんか?
試験なんですけど、源氏はたくさん資料あるのに枕ってかわいそうな
ほどないですよね。
とりあえず現代語訳だけでも手に入れないと!
インターネットでも取得できますかね?
でも、試験でもないと勉強しないからいい機会か、な??

http://web12.freecom.ne.jp/~mami418/


[156] Re[155]: ありがとうございます♪ 投稿者:進藤 重之(管理人) 投稿日:2001/07/18(Wed) 03:08

>サトさん
過去に不倫や姦通といった取り上げ方があったかどうかは分かりません。というより今まで見たことは
ないのですが、現代の取り上げ方は、『源氏』の一面のみを解釈したものにすぎないと思います。確かに
光源氏が女好き(好き者)であったことはそうだと思いますが、それには当時の時代背景(一夫多妻制など)
が大きく関わっています。そういうものを一切抜きにしておもしろおかしく取り上げているのが現代のものだ
と思います。だから僕たちも、それが一面性でしかないということを認識した上で、そのようなメディアを受
け取った方がいいと思います。


[155] ありがとうございます♪ 投稿者:サト 投稿日:2001/07/18(Wed) 02:19

早速のレスを頂きましてありがとうございます!
私は現代についての、源氏のあるときには下世話な取り上げ方にとらわれてあまり全体が見えなく狭い視野になっていたと思います。
源氏は1200年代からメディア性を孕んだものであったのですか。
では、源氏物語が、現代において不倫、姦通とかいった言葉が売り文句として連呼され、そうした見世物的なものが背景として見られることは、やはり、過去にもそうした取り上げ方があったのでしょうか。
しかし、現在にもメディアに取り上げることができるという源氏はものすごい作品ですね!

お返事大変参考になりました。
ありがとうございました!


[154] Re[152]: 源氏について 投稿者:進藤 重之(管理人) 投稿日:2001/07/18(Wed) 01:31

>サトさん
こんにちは。
『源氏物語』とメディアの関係についてということですが、確かに現代になっても『源氏』が取り上げられることが
非常に多いと思います。しかし、メディアに頻繁に取り上げられるようになった理由は、すでにその基盤が1200
年代には出来上がっていたのではないかと思います。つまり俊成・定家親子の業績です。俊成に関して言えば、
『六百番歌合』で判詞をした際、「源氏見ざる歌詠みは遺恨のことなり」という和歌史に残る有名な言葉を発し、
それによって『源氏』が和歌の分野においても重要視されるようになりました。また定家の膨大かつ緻密な書写作業が
現代に与えた影響は大きく、彼らの業績なくして現在の研究はあり得ません。そのように考えると、当時すでに『源氏』を
重く見る空気が一般的にあって、それを当時のメディアと呼ぶのであれば、そのメディアを確立したのが彼らであったと思います。
これで答えになっているのでしょうか??


[153] Re[151]: うわー恐縮です 投稿者:進藤 重之(管理人) 投稿日:2001/07/18(Wed) 01:08

>マミスターさん
そうですか。近代の堀辰雄の研究をしているんですね。僕も以前に読んだことがありますが、ほとんど覚えていません(泣)。
ところで僕の好きな古典文学ですが、やはり6年間研究した『源氏物語』が一番です。特に登場人物では明石の君が好きです。
他には『落窪物語』なども純粋に一読者として好きです。最近のメロドラマに近いものがあるとは思いますが、それを約10
00年も前に作り上げているところはすごいなと思います。
あとお勧めの本ですが、古典ではちょっとあげにくいので、近代で言うと、三島由紀夫の『豊饒の海』は良かったです。他には
去年ヒットした『朗読者』は最近の本では一押しです。マミスターさんも何か良い本があったら教えてください。
それではまた。


[152] 源氏について 投稿者:サト 投稿日:2001/07/18(Wed) 00:50

最近は、源氏について無知ながらしがみついています。
源氏物語は古典ですが、このように現在まで私たちを魅了してやみません。
劇などにも未だに取り上げられますよね。
しかしその背景には、メディアに頻繁に取り上げられてきたということも少なからず起因していると思われます。
またメディアによって源氏の色々な面の取り上げ方がなされていると思います。また訳本においても個性は甚だしいようですね。
源氏とメディアとどうお考えになりますか。
管理人さんは源氏物語を専門とされているようですので是非ご意見をお聞かせください。


[151] うわー恐縮です 投稿者:マミスター☆ 投稿日:2001/07/17(Tue) 23:29

お返事いただいただけでなく、うちのページにもいらしていただいて本当にありがとうございます。
小説はまだまだ初心者なので恥ずかしいです。
私の専攻は近代文学で、ゼミでは堀辰雄をやってます。
でも、教育学部なので三年になっても古典や日本語学の必修もあります。
「枕草子」は面白いですね!
そっちのゼミにすればよかったと少し後悔してます。
今日は教場レポートの「おくの細道」を仕上げました。
試験期間ともあって普段やらない分、勉強しなくては!
管理人さんは古典では一番何が好きなのですか?
お勧めの本とかあったら是非教えてください。

http://web12.freecom.ne.jp/~mami418/


[150] Re[148]: はじめまして 投稿者:進藤 重之(管理人) 投稿日:2001/07/17(Tue) 10:58

>マミスターさん
はじめまして。
僕もマミスターさんのページを拝見させていただきました。すごく綺麗なページだと思いますよ。今度は小説を
読ませていただきたいと思っています。
ところでマミスターさんは国文科に所属しているということなんですが、専攻は何なんですか?
また、ゆっくりとお話ししましょう!


[149] Re[147]: レス有難うございます。 投稿者:進藤 重之(管理人) 投稿日:2001/07/17(Tue) 10:54

>Hiroさん
そうですね、ある程度は高校レベルの古典も勉強しておいた方がいいかもしれませんね。あと、ネットだけでなく、
一冊くらいは文法書を購入しておいた方がいいと思います。その時は、なるべく薄い本を購入した方がいいですよ。
それと、助動詞については、まだ作成していなのでなるべく早くアップしますが、ホントに基本的な(よく出る)
助動詞だけだと思います。
とにかく頑張ってくださいね。


[148] はじめまして 投稿者:マミスター☆ 投稿日:2001/07/16(Mon) 23:29

 はじめまして。
 大学のレポートの研究資料を探して彷徨っていたらこのページを
 見つけてあまりの充実度に思わず書き込みしてしまいました。
 いろんな情報があってびっくりです。
 私は国文科の学生なのに自己紹介のページの有名な作家の名前一覧わかんな いのいっぱいで…
 三年なんですど、今更のように最近勉強しよっかなって思ってます。
  
 実は、自分も最近HPを作って自作の小説なんかを載せてます。
 めちゃくちゃへぼいですけど。
 だからこのページほんと尊敬しちゃいました。
 突然、失礼しました。 
   

http://web12.freecom.ne.jp/~mami418/


[147] レス有難うございます。 投稿者:Hiro 投稿日:2001/07/16(Mon) 22:36

やっぱり高校のはカバーされてるんですね。。
でもここでぐちぐち言っててもしょうがないのでまずはここでの古典をしっかりやって、あとは過去問(海外なので姉が持ってきてくれる予定)をしっかりやっておきたいと思います。あとは他の古文のHPで調べた活用法とかで自分なりにやってみようと思います。あ、あと自分事で大変申し訳ないのですが、よく使われる助動詞のアップは出来ますか?出来たらそれも勉強したいので。有難うございました。


[146] Re[144]: こんにちは&質問 投稿者:進藤 重之(管理人) 投稿日:2001/07/16(Mon) 12:42

>Hiroさん
はじめまして、こんにちは。
古典と古文の違いということですが、厳密に言うと違いはあると思いますが、僕は特に使い分けはしていません。
ただ、古典と言うと漢文も含むように感じます。
それと受験の古文についてですが、「中学古文」に掲載していることは、あくまで基本事項だけですので、県立入試ぐらいなら
通用するかもしれませんが、偏差値60代後半となると、相当レベルが高いと思いますので、まずは過去5年分くらいの過去問
を調べてみる必要があると思います。どの程度本文に注が付くのかとか、文法はどのレベルまで出題されているかとかいうもの
をしっかり見ておいた方がいいでしょう。僕の予想ですが、Hiroさんの受験する高校レベルだと、おそらく高校1,2年レベ
ルの問題が出題される可能性があります。そうなると中学生向けの参考書だけでは、解けないかもしれません。
それと漢文についてですが、それもやはり過去問で毎年出題されているのかどうか調べてからがいいと思います。


[145] 追加。 投稿者:Hiro 投稿日:2001/07/16(Mon) 04:56

漢文も覚えた方がいいでしょうか?


[144] こんにちは&質問 投稿者:Hiro 投稿日:2001/07/16(Mon) 01:44

こんにちは。はじめてカキコさせていただきます。
ちょっと質問なんですが、古典と古文ってどうちがうんですか?
数学と算数みたいなもんでしょうか。そこがいまいちわかりません。
私は高校の受験を控えているのですが、もちろん試験に古典(古文?)がでます。
古典と古文ってやることがちがうんですか?高校入試では管理人さんが作ってくださった中学古文をしっかりやっておけば大丈夫でしょうか?
私は家庭の事情でしっかりした塾にいけないので心配です。古典(古文?)もあまりやったことがないし・・。
しかも受ける学校が私立で偏差値60代後半の所なので・・・。
よろしくお願いします。


[143] あ、ありました(笑) 投稿者:箱根八里の半次郎 投稿日:2001/07/15(Sun) 22:01

「小倉」の意味、「はじめに」に書かれていましたね(^^;)
うっかり見落としてました。どうもすみません。


[142] ありがとうございました。 投稿者:とくめいジロー 投稿日:2001/07/15(Sun) 21:59

今日、近くの本やに講談社学術文庫を見に行きました。

しかし、郊外型の大型書店では、置いてありませんでした。
来週にでも、町中の本屋の行ってみます。


[141] 国語学って面白い 投稿者:箱根八里の半次郎 投稿日:2001/07/15(Sun) 10:41

>未亜さんへ
回答ありがとうございました。私も大学時代、国語学や言語学の授業を履修したことがありましたが、古典文学、近代文学、漢文、国語学とあるなかで、「国語学」はどこか特殊な面白さあったと思います。言葉の活用や発音・訓みの変遷、語源調査などありましたが、それは「日本語の考古学」って感じがしてなかなか面白かったです。「ほう」や「ら抜き」のような言葉は、コミュニケーションに支障を来すほど違和感は感じませんから、それ自体は問題ないと思います。略語(「あけおめ」「ことよろ」など)よりはマシかな、と思いました(笑)ずっと前にニュースで見ましたが、「おっはー」に対し、石原都知事が「『よう』はどこへ行った?」と苦笑いしていたのを覚えています。

>管理人さんへ
「小倉百人一首」拝見しました。画像がかっこよくてなかなかいいです。素朴な質問で申し訳ないのですが、「小倉百人一首」の「小倉」って、どういう意味なのでしょうか?


[140] ほとんどチャット状態(笑) 投稿者:進藤 重之(管理人) 投稿日:2001/07/15(Sun) 04:19

なんか、僕と未亜さんとタクヤさんの書き込みが、超ニアミス……。掲示板でありながらチャットのような気がしてます(笑)

>未亜さん
未亜さんが指摘している最近の言葉についてですが、確かに「〜の方」とか「〜でよかったですか?」とか
または「ら抜き言葉」が氾濫していることは、様々な場で言われている通りだと思いますが、普段授業をしてい
る僕が言ってはいけないことかもしれないですけど、そんなに使ってはいけない言葉遣いなのかなぁ〜という気
がしてます。言葉は生き物で変化していくものというのが僕の考えにありますし、そういった間違った(??)
言葉遣いを気にしなくなってきてしまっている現状を考えると、今は変化途上の時期なので違和感を多少感じる
かもしれないけれども、近い将来にはこの言葉遣いが受け入れられる日が来るように思います。

>タクヤさん
『源氏物語』の魅力ですか?またまた難しい質問ですね(笑)これもまた読んだ人それぞれに違う魅力を感じて
いると思いますが、僕が感じる魅力は表と裏があるというところです。抽象的な表現になってしまいましたが、
表面的には、やはり男女関係の面白さがあります。その中でも特に女性の立場というものが現代とは全く違うと
いうところなどです。そして裏面的には、政治性があると思います。一見雅やかな優雅な雰囲気の物語という感
じですが、実は政治も大きく関わっているというところも面白いです。さらに随所に笑いの要素を含んでいるこ
とも非常に魅力を感じます。僕が感じる魅力は簡単に言うとこんなところです。
あと一応指摘しておきますと、『源氏物語』は軍記ではなく物語です。『平家物語』が軍記になります。


[139] 源氏物語… 投稿者:タクヤ 投稿日:2001/07/15(Sun) 03:51

管理人さんは源氏物語を研究なさってるそうですね。
うーむ。どういったところがおもしろいんですか?
簡単に魅力を語ってくれるとうれしいです。

軍記物、でしたっけ。光源氏さんが主人公ですよね。
……って、それしか知らなかったり。
ちょっと前の友達との会話。
A:「源氏物語が映画になったんだって〜」
俺:「え、げ、源氏物語?し、知ってるさ『祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり』ってやつだろ〜」
A:「そりゃ『平家物語』じゃ、ボケェ〜」
無知ですみません〜。(;;


[138] ありがとうございました。 投稿者:タクヤ 投稿日:2001/07/15(Sun) 03:35

参考になりました。
隠された日本の文化ですか。いいですね。
旧来の感情とか、習慣とか、
自国の文化の来歴がわかるのは素晴らしいことかもしれないな。
やっぱり昔があって今があるわけですし。
一般に言われる、"自己の確立に繋がる"っていうのがちょっとわかった気がします。

僕世界史好きなんですよ。
昔を知ることで未来に思いを馳せる…みたいな。
今の世界がどうしてこうなってるって、わかるじゃないですか。
難民のこととか、民族紛争とか、今もたくさん問題がありますよね。
そういうのも解決できるんじゃないかな〜って思えるんです。
まあまず自己の確立をしっかりして、世界を思考するのはそれからですかね。

少しだけど古典が好きになれそうです。
ちょっとずつ勉強してみます。
親切な回答、どうもありがとうございました。

PS 古典文学のコーナー、少しずつ読んでます。なかなかおもしろいっす。


[137] Re[129]: ホーホー族について 投稿者:未亜 投稿日:2001/07/15(Sun) 03:17

はっきりとした回答を持っているわけではないのですが、私も気になっていたので書き込みさせて頂きます。

> この前TVを見て知ったのですが、最近の若い人に「ホーホー族」というのが増えてきているそうです。アルバイトに多いそうですが、「ご注文のほう〜」「お会計のほう〜」「お席のほう〜」という言い回しのことです。

 私はまだ若者の部類に入る年齢ですが、この「ほう」という言葉、とても気になります。私もちょっと調べてみたいのですが同じような内容しか見つけられませんでした。
 でも、この「ほう」という言い回しは最近出てきたもので多分その発生の過程などについて説明している文献はないと思います。
 大学の国語学の授業で先生が最近の言葉で気になるものとしてあげていたのが
会計時の「1000円からお預かりします」の「から」でした。
 同じようなことで最近気になるのがお皿を下げていいか、注文は以上で終わりかと聞くときに、「こちらお下げしてよろしかったですか?」「ご注文以上でよろしかったですか?」などの「よろしかった」という言い回しです。
これもいつの間にか気にならなくなって定着していくのでしょうか。


[136] 「小倉百人一首」のコーナーを新設! 投稿者:進藤 重之(管理人) 投稿日:2001/07/15(Sun) 03:16

こんにちは進藤です。

このたび「小倉百人一首」のコーナーを作成しました。まだ完成したわけではないのですが、
本文はすべて掲載しています。また、1人で百人一首を楽しむために、ゲームも作りましたの
で、ちょっと遊んでみてください。


[135] Re[134]: 中学生の古文 投稿者:進藤 重之(管理人) 投稿日:2001/07/15(Sun) 03:12

>とくめいジローさん
中学生に教える古典についてということですが、僕の住んでいる神奈川県でも入試に古典は出題されます。
しかしながら、三重県と同じように学校での扱いは非常に低いです。かと言ってジローさんのお子さんはま
だ中1ということですので、高校入試までを視野に入れた古典の勉強を夏休みにするのは少し早いように思
います。まずは古典というものがどういうものなのか触れてみる程度の方がいいと思います。たとえば、
『竹取物語』のようなわりと短い作品を、現代語訳を横に置きながら読んでみる。それで古典の文章と現
代の文章の違いについて肌で感じてみるのがいいのではないでしょうか。
そこでお勧めの本なのですが、僕は講談社学術文庫の古典が読みやすいと思います。
こんなもので答えになっているでしょうか??


[134] 中学生の古文 投稿者:とくめいジロー 投稿日:2001/07/14(Sat) 23:00

三重県の中学1年生の子を持つものです。

三重県では、高校入試に古文がでます。
教科書の中で占める割合からいって、毎年出題されるのは
おかしい気がするのですが、事実ですから対策せざる負えません。

問題を見ると単語の意味は 注釈がついているし、旧仮名遣いが
読めて、大意がとれればいいレベルのようです。

ただ古文のように学校で余りしない分野は、塾に行っている子
にはかないません。

また、入試問題対策としてだけなら、ちまたの問題集でいいのでしょうが、これでは、古文嫌いになること必定です。

そこで、中学生向きの古典の本を探しているのですが、なかなか見つかりません。

ここのHPの中学生古文も参考になるのですが、夏休みに何かまとまったものをするといいのではとも思います。

何かいい物はないでしょうか。


[133] Re[132]: 古典を勉強してなんになるの? 投稿者:進藤 重之(管理人) 投稿日:2001/07/12(Thu) 23:52

>たくやさん
はじめまして。
えっと、古典を勉強して何になるの?という質問ですが、はっきり言って僕も即答できるような答えは持っていません。もちろん「古文がわからないで日本語がわかるわけがない」「日本人なんだからあたりまえだろう」なんてことも思っていません。僕にとって古典文学は、ただ単に興味があるから奥深く読んでみたいと思うにすぎないでしょう。それで、なぜ興味があるのかと言えば、そこに僕の知らない日本の文化が隠れているからです。たとえば周知のこととは思いますが、4月に桜の花見をするというのも『古今集』から続いている文化です。それ以前は梅の花でした。他にも男女関係や身分差、そういう日本の歴史なども文学には多くあらわれています。そういうものを発見し、それを現代と比較してみるというものが非常に面白いと思うのです。
また、特に古典文学について言えば、読みの多様性も興味を持つ一つです。当時は印刷技術などもありませんので、すべて書写でした。よって誤写などから異本がたくさんあります。その一つ一つを読むことで、同じ作品でも全く違う解釈ができるのです。そしてそのどれがこの文脈にはいのだろうかなどと考えるのもとても楽しいと思います。
一応、こんな感じで僕なりの意見を書きましたが、文学作品というものは、読んだらそれは読者のものになります。だから、各々違う楽しみがあると思いますので、多くの人から意見を聞いてみてください。それで、たくやさんが興味を持ったら少し古典に触れてみるのもいいと思うし、また全く持てなかったらそれはそれでいいと思います。古典を読めないからダメだなんてことには絶対ならないと僕は思っています。僕の話はこんなところです。
また遊びに来てください。


[132] 古典を勉強してなんになるの? 投稿者:タクヤ 投稿日:2001/07/12(Thu) 20:16

初めましてこんにちは、たくやです。
東京都在住、高校二年♂です。

えっとですね、少しお聞きしたいことがあります。
「古文をなんで勉強するのか?」ってことです。
まったく時間の無駄だと思うんです。

かなり失礼なこと言ってるのはわかってます。ごめんなさい。
でも誰も納得がいく説明をしてくれなくて…
「古文がわからないで日本語がわかるわけがない」
「日本人なんだからあたりまえだろう」
まぁ古文の先生はみんなオジーサンだし、彼らはさぞ楽しく勉強したんでしょう。
でも僕にはちょっと…。

HPを持ってるような若い管理人さんなら、
僕の気持ちもわかってくれるかな、って。
古文を勉強することで何を得られるのか、教えてくださいお願いします。


[131] 「古典文学クイズ」を新設!! 投稿者:進藤 重之(管理人) 投稿日:2001/07/12(Thu) 03:04

こんにちは進藤です。
今回は「古典文学クイズ」のページを作成しました。まだ問題数は20問ですが、これからどんどん増やしていきたいと思っています。
また問題もみなさんから募集していますので、詳しくはクイズのページを見て下さい。
それではLet's Try!!


[130] 初めまして!! 投稿者:yuko 投稿日:2001/07/10(Tue) 23:30

初めまして。yukoといいます♪

国語は好きなくせに古典は苦手。そんなやつです(笑)。
でも来年教育実習に行く予定なんです・・。
友達とこのままじゃダメだ!ということで、超基礎から勉強を
しなおしているところです。
「a i u u e e」なんてやってる始末です(笑)。
もう自分の出来なさ加減に呆れてしまっている日々です。
でもここのサイトを見付けて頑張っていけそうな気がしました。
ちょくちょく勉強させて頂きに来ます♪

http://homepage2.nifty.com/810yuko/


[129] ホーホー族について 投稿者:箱根八里の半次郎 投稿日:2001/07/07(Sat) 14:14

この前TVを見て知ったのですが、最近の若い人に「ホーホー族」というのが増えてきているそうです。アルバイトに多いそうですが、「ご注文のほう〜」「お会計のほう〜」「お席のほう〜」という言い回しのことです。断定を避け、柔らかく、比較的丁寧な言い回しのように聞こえますが、敬語を使えない若者がそれを「敬語」だと認識しているところに問題があると番組で指摘されてました。青森地方では人称代名詞に「ほう」が付いて敬語的用法として用いられることもあるそうですが、それとは違うように思えます。実際のところどうなんでしょうか? 辞書には、所属や部門をぼかして用いる意味とあり、現代使われている「丁寧」の意味はありません。ちょっと国語学的な質問になってしまいましたが、もし何かお解りでしたらお教えください。気になって仕方ありません。宜しくお願いします。


[128] Re[127]: 誰か助けて 投稿者:進藤 重之(管理人) 投稿日:2001/07/07(Sat) 10:24

>タロッティーさん
どうもこんにちは。
「文学の古典」とは何か?というご質問ですが、これはなかなか難しい問題だと
思います。一応僕の意見として言わせてもらいますと、まず「古典文学」という
ものは、明治初期に二葉亭四迷が『浮雲』で言文一致を完成させたので、この作
品以前のものを指すと思われます。よって江戸時代までの作品を「古典文学」と
していいのではないでしょうか。
また「文学の古典」としては、一般的には、『竹取』『源氏』をはじめとする物
語、『土佐』『伊勢』などの日記、『枕』『方丈』などの随筆、『万葉』『古
今』などの和歌、『今昔』などの説話、『平家』などの軍記、さらには俳諧、浄
瑠璃などの様々な分野を指します。また僕の意見として言えば、文字にあらわれ
るもののほとんどは文学としてとらえられるように思います。よって天皇の勅令
のようなものもある意味文学としてもかまわないように思うのです。
それと古典を読むコツについては、皆それぞれ異なった読み方をしていると思う
のですが、基本的には、古典は英語を学ぶのと同じように文法力というものが必
要不可欠です。英文学を味わうためにはやはり原文(英文)で読むことが一番で
あると言われるのと同じように、古典も原文で読むことが一番味わえると思いま
す。しかしながら、今すぐに読みたいのであれば、現代語訳を横に置きながら読
むというのも一つの手段としていいのではないかと思います。最近の現代語訳は
訳者が、非常な苦労をなさって訳されていますので、相当古典文学の魅力が伝わ
ってくるものとなっています。こういうものを利用しながら徐々に古典に親しん
でいくのはどうでしょうか?


[127] 誰か助けて 投稿者:タロッティー 投稿日:2001/07/04(Wed) 20:42

今僕は、学校で古典文学について勉強を始めたのですが、いきなりつまずいてしまいました。そもそも“文学の古典”ってなんですか?初歩的な質問でごめんなさい。またそれを読むときのこつみたいなものってありますか?誰か教えてください。お願いします。


[126] Re[125]: 手紙文化について 投稿者:進藤 重之(管理人) 投稿日:2001/07/03(Tue) 08:59

>えーすまんさん
はじめましてこんにちは。
日本の手紙文化についてということですが、僕の専門である平安時代について
言えば、文学にあらわれた手紙の中心は恋の手紙、ラブレターです。
それも現代のものとは違って、当時のラブレターは単なる言葉ではなく、和歌
でした。男性は顔も知らない女性に歌を贈ってそこから交流がはじまっていき
ます。僕は外国の恋の形態を知りませんので何とも言えないのですが、これは
わりに日本独特な恋の形態であるように思います。これを調べて発表さなると
面白いかもしれません。
参考になりましたでしょうか??
発表が終わりましたら、どんなものであったか教えてください。
それでは頑張ってください。


[125] 手紙文化について 投稿者:えーすまん 投稿日:2001/07/02(Mon) 17:37

今ドイツに住んでいるのですが、日本の手紙文化について語学学校で発表する羽目になっています。ドイツではかの有名なゲーテが恋人に宛てた手紙など多くのものが文学の一ジャンルとして研究されているようです、日本はどうなのでしょうか?教えてください!!