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『日本永代蔵』 暉峻康隆訳注 (角川文庫)
『日本近代文学の名作』 吉本隆明 (毎日新聞社 H13・4)
『日本系譜綜覧』 日置畠一 (講談社学術文庫)
『日本国語大辞典(全20巻)』 (小学館 S47〜50)
『日本国民文学全集 第5巻 王朝物語集(一)』 (河出書房 S31・6)
『日本国民文学全集 第6巻 王朝物語集(二)』 (河出書房 S33・3)
『日本古代文学史』 西郷信綱 (岩波新書)
『日本古典にみる性と愛』 中村真一郎(新潮選書 S50・11)
『日本古典入門』 池田亀鑑 (講談社学術文庫)
『日本古典文学史の基礎知識』 秋山虔・神保五弥・佐竹昭広編集 (有斐閣 S50・2)
『日本古典文学全集1 古事記 上代歌謡』 (小学館 S48・11)
『日本古典文学全集2〜5 万葉集』 (小学館 S46・1〜S50・10)
『日本古典文学全集8 日本霊異記』(小学館)
『日本古典文学全集9 土佐日記・蜻蛉日記』(小学館)
『日本古典文学全集10 落窪物語・堤中納言物語』(小学館)
『日本古典文学全集11 枕草子』(小学館)
『日本古典文学全集12〜17 源氏物語』(小学館)
『日本古典文学全集19 夜の寝覚』(小学館)
『日本古典文学全集20 大鏡』 (小学館 S49・12)
『日本古典文学全集21〜24 今昔物語集』(小学館)
『日本古典文学全集25 神楽歌・催馬楽・梁塵秘抄・閑吟集』(小学館 S51・3)
『日本古典文学全集26 新古今和歌集』 (小学館 S49・3)
『日本古典文学全集28 宇治拾遺物語』 (小学館 S48・6)
『日本古典文学全集30 平家物語(二)』 (小学館 S50・6)
『日本古典文学全集36 御伽草子』 (小学館 S49・5)
『日本古典文学全集43 44 近松門左衛門集(1〜2)』(小学館)
『日本古典文学全集45 浄瑠璃集』(小学館)
『日本古典文学全集46 黄表紙・川柳・狂歌』(小学館)
『日本古典文学全集48 英草紙・西山物語・雨月物語・春雨物語』(小学館)
『日本古典文学全集50 歌論集』 (小学館 S50・4)
『日本古典文学全書 源氏物語(一〜七)』高木市之助・久松潜一・山岸徳平・小島吉雄(朝日新聞社 S21・12〜S30・12)
『日本古典文学全書一 竹取物語・伊勢物語・紫式部日記・住吉物語・徒然草』 (東京博文館蔵版 M23・4)
『日本古典文学全書八〜十二 源氏物語』 (東京博文館蔵版 M23・11〜M24・2)
『日本古典文学大系10〜12 宇津保物語(一〜三)』 (岩波書店 S34・12〜S37・12)
『日本古典文学大系14〜18 源氏物語』 (岩波書店 S52・8)
『日本古典文学大系19 枕草子・ 紫式部日記』(岩波書店)
『日本古典文学大系29 山家集・金槐和歌集』(岩波書店 S36・4)
『日本古典文学大系65 歌論集・能楽論集』 (岩波書店 S36・9)
『日本古典文学大系67〜68 日本書紀(上・下)』 (岩波書店 S52・1)
『日本古典文学大系77 篁物語・平中物語・浜松中納言物語』 (岩波書店 S39・5)
『日本古典文学大系79 狭衣物語』 (岩波書店 S44・6)
『日本古典文学大系84 古今著聞集』 (岩波書店 S44・7)
『日本古典文学大系88 曽我物語』(岩波書店)
『日本古典文学大系90 仮名草子』(岩波書店)
『日本古典文学大辞典 簡約版』(岩波書店)
『日本語の年輪』 大野晋 (新潮文庫)
『日本語の変遷』 金田一京助 (講談社学術文庫 S51・11)
『日本語はどういう言語か』 三浦つとむ (講談社学術文庫 S51・6)
『日本女流文学史 古代中世篇』 久松潜一編集 (同文書院)
『日本精神史研究』 和辻哲郎 (岩波文庫)
『日本の古典3 源氏物語(上・下)』与謝野晶子訳 (河出書房)
『日本の近世文学』 荒木繁他 (新日本出版社)
『日本の中古文学』 荒木繁他 (新日本出版社 S58・5)
『日本の中世文学』 荒木繁他 (新日本出版社 S58・8)
『日本の名作文学案内』 三木卓 (集英社 H13・10)
『日本の歴史 平安貴族』 (読売新聞社)
『日本の歴史00 「日本」とは何か』 網野善彦 (講談社 H12・10)
『日本の歴史01 縄文の生活誌』 岡村道雄 (講談社 H12・11)
『日本の歴史02 王権誕生』 寺沢薫 (講談社 H12・12)
『日本の歴史03 大王から天皇へ』 熊谷公男(講談社 H13・1)
『日本の歴史04 平城京と木簡の世紀』 渡辺晃宏(講談社 H13・2)
『日本の歴史05 律令国家の転換と「日本」』 坂上康俊(講談社 H13・3)
『日本の歴史06 道長と宮廷社会』 大津透(講談社 H13・4)
『日本服装史』 佐藤泰子(建帛社 H4・3)
『日本文学研究大成 源氏物語1』 森一郎編 (日本文学研究大成刊行会)
『日本文学研究資料新集3 かげろふ日記―回想と書くこと』 深沢徹編 (有精堂 S62・10)
『日本文学研究資料叢書 源氏物語(T)』 (有精堂 S44・10)
『日本文学研究資料叢書 源氏物語(U)』 (有精堂 S46・9)
『日本文学研究資料叢書 源氏物語(V)』 (有精堂 S46・10)
『日本文学研究資料叢書 源氏物語(W)』 (有精堂 S57・11)
『日本文学研究資料叢書 平安朝日記T』 (有精堂 S46・3)
『日本文学研究資料叢書 平安朝物語T』 (有精堂 H元・10)
『日本文学史』 小西甚一 (講談社学術文庫 H5・9)
『日本文学史』 瀬沼茂樹 矢部三千法 杉崎俊夫監修 (桜楓社 S51・3)
『日本文学史 中古篇』 阿部秋生 (塙書房 S41・4)
『日本文学史 上代』 久松潜一編 (至文堂 S30・9)
『日本文学史 中古』 久松潜一編 (至文堂 S30・5)
『日本文学史 中世』 久松潜一編 (至文堂 S30・11)
『日本文学史 近世』 久松潜一編 (至文堂 S31・7)
『日本文学史 近代』 久松潜一編 (至文堂 S32・6)
『日本文学史 総説・年表』 久松潜一編 (至文堂 S35・4)
『日本文学史概説』 市古貞次 (秀英出版)
『日本文學通史 古典』  内野吾郎編 (おうふう S52・3)
『日本文學特集・源氏物語研究の新視角』 日本文學協会編集 (未来社刊 S40・6)
『日本文學特集・紫式部日記』 日本文學協会編集 (未来社刊)
『日本文学と死』 中西進 (新典社 H元・4)
『日本文学の古典 第二版』 西郷信綱 永積安明 広末保 (岩波新書 S41・2)
『日本文学の眺望』 島内景二 (ぺりかん社 H5・3)
『日本文学の歴史』 高木市之助 (武蔵野書院刊 S61・3)
『日本民俗文化大系1 風土と文化=日本列島の位相=』 (小学館 S61・5)
『日本民俗文化大系2 太陽よ月=古代人の宇宙観と死生観=』 (小学館 S58・4)
『日本民俗文化大系3 稲と鉄=さまざまな王権の基盤=』 (小学館 S58・6)
『日本民俗文化大系4 神と仏=民俗宗教の諸相=』 (小学館 S58・10)
『日本民俗文化大系5 山人と海人=非平地民の生活と伝承=』 (小学館 S59・1)
『日本民俗文化大系6 漂泊と定着=定住社会への道=』 (小学館 S59・3)
『日本民俗文化大系7 演者と観客=生活の中の遊び=』 (小学館 S59・1)
『日本民俗文化大系8 村と村人=共同体の生活と儀礼=』 (小学館 S59・10)
『日本民俗文化大系9 暦と祭事=日本人の季節感覚=』 (小学館 S60・2)
『日本民俗文化大系10 家と女性=暮しの文化史=』 (小学館 S60・5)
『日本民俗文化大系11 都市と田舎=マチの生活文化=』 (小学館 S60・8)
『日本民俗文化大系12 現代と民俗=伝統の変容と再生=』 (小学館 S61・1)
『日本民俗文化大系13 技術と民俗(上)=海と山の生活技術史=』 (小学館 S61・5)
『日本民俗文化大系14 技術と民俗(下)=都市・町・村の生活技術史=』 (小学館 S61・7)
『日本民俗文化大系別巻 総索引』 (小学館 S61・9)
『日本歴史全集4 平安王朝』 目崎徳衛 (講談社)
『入門源氏物語』 三谷邦明 (ちくま学芸文庫 H9・2)
『女官通解』 浅井虎夫 (講談社学術文庫)
『年譜 宮沢賢治伝』 堀尾青史 (図書新聞社 S41・3)


★『日本近代文学の名作』 吉本隆明 (毎日新聞社 H13・4)
  ・夏目漱石―『こころ』
  ・高村光太郎―『道程』
  ・森鴎外―『高瀬舟』
  ・芥川龍之介―『玄鶴山房』
  ・宮沢賢治―『銀河鉄道の夜』
  ・江戸川乱歩―『陰獣』
  ・横光利一―『機械』
  ・川端康成―『雪国』
  ・保田與重郎―『日本の橋』
  ・吉川英治―『宮本武蔵』
  ・中野重治―『歌のわかれ』
  ・谷崎潤一郎―『細雪』
  ・小林秀雄―『無情といふ事』
  ・坂口安吾―『白痴』
  ・太宰治―『斜陽』
  ・柳田國男―『海上の道』
  ・折口信夫―『日琉語族論』
  ・中原中也―『在りし日の歌』
  ・萩原朔太郎―『月に吠える』
  ・岡本かの子―『花は勁し』
  ・志賀直哉―『暗夜行路』
  ・田山花袋―『田舎教師』
  ・島崎藤村―『春』
  ・二葉亭四迷―『平凡』




★『日本古代文学史』 西郷信綱 (岩波新書 H8・8)
  序 古典とは何か
  第一章 神話と叙事詩の時代
    一 前史  二 英雄時代  三 古事記  四 日本紀、祝詞、風土記  五 記紀歌謡
  第二章 叙情詩の時代
    一 叙情詩の発生  二 万葉集  三 大陸文化と日本文化
  第三章 物語文学の時代
    一 散文の成立  二 初期の物語  三 女房社会  四 女流日記  五 枕草子
    六 宇津保物語  七 源氏物語  八 末期の物語  九 歌謡  十 説話文学
    十一 王朝和歌




★『日本古典にみる性と愛』 中村真一郎(新潮選書 S50・11)
  ・はじめに=意図と主題
  ・1 倉梯山=『古事記』
  ・2 童子女の松原=『日本書記』と『風土記』
  ・3 垂乳根の母=『万葉集』の一
  ・4 蒲生野=『万葉集』の二
  ・5 白銀の時代=『万葉集』の三
  ・6 永遠の処女=『竹取物語』
  ・7 「好色」の誕生=『伊勢物語』
  ・8 新しい遊戯=『古今集』
  ・9 覚めた眼=『宇津保物語』と『平中物語』
  ・10 夫婦の愛欲=『蜻蛉日記』
  ・11 社交界=『枕草子』
  ・12 紳士の条件=『源氏物語』の一
  ・13 細君品評=『源氏物語』の二
  ・14 恋愛年齢=『源氏物語』の三
  ・15 女房生活=『紫式部日記』と『和泉式部日記』
  ・16 苦しむ能力=『狭衣物語』と『夜半の寝覚め』
  ・17 愛染明王=『理趣経』と『医心方』
  ・18 乳房の験証=『大鏡』
  ・19 小変わり=『今昔物語』
  ・20 ソドムとゴモラ=『とりかへぱや』
  ・21 血の迷路=『浜松中納言物語』
  ・22 忍ぶ恋=『新古今集』
  ・23 白拍子=『平家物語』と『建礼門院右京大夫集』
  ・24 『玉の盃』=『徒然草』
  ・25 サド侯爵風=『とはずがたり』
  ・26 八幡宮社前=『吾妻鏡』
  ・27 封建道徳=『曾我物語』と『義経記』
  ・28 あまり言葉のかけたさに=『梁塵秘抄』と『閑吟集』
  ・29 かすみの衣=『犬筑波集』
  ・30 庶民のための小説=お伽草子
  ・31 悲劇と喜劇=能と狂言
  ・32 カリタスとアモール=キリスト教文学
  ・33 添寝と唐舟=戦国書簡
  ・34 男色と女性優位=『醒睡笑』
  ・35 世之介=西鶴
  ・36 心中と姦通=近松
  ・37 女性気質=八文字屋本
  ・38 『物のあはれ』=宣長と『西山物語』
  ・39 幽霊と異類=『春雨物語』と『雨月物語』
  ・40 貞潔と淫蕩=『赤城梅花記』
  ・41 遊里の風俗=竹枝詞
  ・42 甘美なめおと=『追思録』
  ・43 性風俗の展覧会場=狂歌と川柳
  ・44 三角関係=馬琴と春水
  ・45 ポルノグラフィー=京伝と種彦
  ・46 粋と野暮=三馬と一九
  ・47 悪人=南北
  ・48 白浪と毒婦=黙阿弥
  ・おわりに=近代から現代へ




★『日本古典入門』 池田亀鑑 (講談社学術文庫 S51・6)
  1 古事記―民俗の叙事詩  2 万葉集―古代叙情詩集  3 古今和歌集―国民文学の典型
  4 竹取物語―叙事的物語  5 伊勢物語―抒情的物語  6 かげろふ日記―私小説の祖
  7 宇津保物語―叙事的構成の物語  8 枕草子―高き知性の文学
  9 源氏物語―世界最古の長編写実小説  10 今昔物語集―噂話の集大成
  11 堤中納言物語―多彩な短編小説集  12 更級日記―日記につづる夢と幻
  13 新古今和歌集―象徴的世界の確立  14 平家物語―中世叙事詩の精華
  15 つれづれ草―普遍的世界への凝視  16 西鶴の浮世草子―旺盛なる現実追求の文学
  17 近松の世話浄瑠璃―人間愛と武士道の葛藤  18 芭蕉の俳諧―感傷詩の確立
  19 蕪村の俳句―新しい蕉風の展開  20 雨月物語―怪奇と幻妖の文学
  21 里見八犬伝―知的構成の大小説




★『日本語の変遷』 金田一京助 (講談社学術文庫 S51・11)
  ・第一 日本語の変遷
     序論   一 第一期 上代語日本語   二 第二期 古代日本語もしくは古典日本語
     三 第三期 中世日本語     四 第四期 近代日本語   五 第五期 現代日本語
  ・第二 規範文法から歴史文法へ
     序論   一 言語現象の二面性   二 言語の伝承性   三 言語の流動性   四 文法論の対象
     五 規範文法から記述文法へ   六 記述文法から歴史文法へ   七 音韻論と文法論との交渉
     八 音韻変化の法則   九 形態変化の法則   十 説明を与えたいことども一、二   結論
  ・第三 新国語の生みの悩み
  ・第四 日本語の特質
     一 総論―日本語は膠着語   二 音韻組織の特質   三 文法組織の特質   四 結論




★『日本語はどういう言語か』 三浦つとむ (講談社学術文庫 S51・6)
  ・第一部 言語とはどういうものか
     第一章 絵画・映画・言語のありかたをくらべてみる
     第二章 言語の特徴―その一、非言語的表現が伴っていること
     第三章 言語の特徴―その二、客観的表現と主体的表現が分離していること
  ・第二部 日本語はどういう言語か
     第一章 日本語の特徴
     第二章 日本語はどう研究されてきたか
     第三章 日本語の文法構造―その一、客観的表現にはどんな語が使われているか
     第四章 日本語の文法構造―その二、主体的表現にはどんな語が使われているか
     第五章 日本語の文法構造―その三、語と文と文章との関係
     第六章 言語と社会




★『日本女流文学史 古代中世篇』 久松潜一編集 (同文書院 S44・3)
  古代前期篇
    古代前期文学と女流……久松潜一  額田王……青木生子  大伴坂上郎女……久米常民
    笠女郎と芽上娘子……中西進  東歌の女歌人……大久保正
  古代後期篇
    古代後期の女性と文学……阿部俊子  平安初期の女流漢詩人……大曽根章介
    小野小町と伊勢……長澤美津  道綱母……上村悦子  清少納言……関みさを
    紫式部……秋山虔  和泉式部……青本生子  孝標女……池田利夫
    成尋阿闍梨の母……橋本不美男
  中世篇
    中世文学と女流……久松潜一  建礼門院右京大夫……糸賀きみ江
    式子内親王……久保田淳  俊成卿女……森本元子  阿仏尼……福田秀一
    辨内侍・中務内侍……木藤才蔵  「とはずがたり」の作者……木藤才蔵
    永福門院と玉葉・風雅の女歌人……伊原昭  新葉集の女流歌人……井上宗雄
    室町期の女流作家……井上宗雄




★『日本精神史研究』 和辻哲郎 (岩波文庫 H4・11)
  ・飛鳥寧楽時代の政治的思想
  ・推古時代における仏教受容の仕方について
  ・仏像の相好についての一考察
  ・推古天平美術の様式
  ・白鳳天平の彫刻と『万葉』の短歌
  ・『万葉集』の歌と『古今集』の歌との相違について
  ・『枕草子』について
  ・『源氏物語』について
  ・「もののあはれ」について
  ・沙門道元
  ・歌舞伎劇についての一考察




★『日本の近世文学』 荒木繁他 (新日本出版社 S58・10)
  第1章 近世文学の特色と展開……荒木繁
  第2章 貞門・談林から蕉風へ……村松友次
  第3章 西鶴と近世小説の誕生……浮橋康彦
  第4章 近世演劇の成立と近松……諏訪春雄・荒木繁・向井芳樹
  第5章 天明期の俳諧・川柳・狂歌……山下一海・野田寿雄
  第6章 近世中期の小説……野田寿雄・前田愛
  第7章 浄瑠璃の全盛と歌舞伎の新展開……向井芳樹
  第8章 小林一茶……山下一海
  第9章 近世後期の戯作文学……前田愛
  第10章 南北と黙阿弥……向井芳樹
  第11章 国学と国学者の運動……松島栄一




★『日本の中古文学』 荒木繁他 (新日本出版社 S58・5)
  第1章 序論―中古文学形成の基盤……南波浩
  第2章 和歌文学の興隆……藤岡忠美
  第3章 物語文学の成立……高橋亨・室伏信助
  第4章 日記文学の開花……木村正中・難波喜造・近藤潤一
  第5章 随筆文学の誕生―『枕草子』……武者小路辰子
  第6章 私家集……難波喜造・藤岡忠美・南波浩
  第7章 源氏物語の世界……近藤潤一
  第8章 歴史文学の発生……神尾暢子
  第9章 説話文学の展開……神尾暢子・池上洵一
  第10章 後期物語文学……石原昭平
  第11章 王朝文学から中世文学へ……近藤潤一
  ・私たちにとって古典とはなにか……秋山虔




★『日本の中世文学』 荒木繁他 (新日本出版社 S58・8)
  第1章 概説……伊藤博之
  第2章 中世の抒情……伊藤博之・土橋寛・近藤潤一
  第3章 隠遁の文学……伊藤博之
  第4章 変革期の叙事文学……杉本圭三郎
  第5章 説話文学の流れ……小林保治・大隅和雄
  第6章 南北朝動乱期の文学……伊藤博之・大隅和雄・山下宏明
  第7章 王朝和歌の終焉……稲田利徳
  第8章 能・狂言の世界……小林責
  第9章 連歌の成立と展開……藤原正義
  第10章 町衆の文学……徳田和夫・岩崎武夫・吾郷寅之進
  ・言葉と人間―人生とのかかわりから……寿岳章子




★『日本の歴史00 「日本」とは何か』 網野善彦 (講談社 H12・10)
  ・第一章 「日本輪」の現在
     1 人類社会の壮年時代
     2 日本人の自己認識―その現状
  ・第二章 アジア大陸東辺の懸け橋―日本列島の実像
     1 アジア東辺の内海
     2 列島と西方地域の交流
     3 列島の北方・南方との交流
     4 東方の太平洋へ
     5 列島社会の地域的差異
  ・第三章 列島社会と「日本国」
     1 「倭国」から「日本国」へ
     2 「日本国」とその国制
     3 「日本国」と列島諸地域
     4 列島諸地域の差異
     5 「日本・日本人意識」の形成
  ・第四章 「瑞穂国日本」の虚像
     1 「日本は農業社会」という常識
     2 「百姓=農民」という思いこみ
     3 山野と樹木の文化
  ・第五章 「日本輪」の展望
     1 「進歩史観」の克服
     2 時代区分をめぐって




★『日本の歴史01 縄文の生活誌』 岡村道雄 (講談社 H12・11)
  ・はじめに
  ・第一章 「原人」たちの秋―前・中期の旧石器時代
    1 日本列島人の起源
    2 十三万年前のキャンプ生活―宮城県北部・馬場壇物語
    3 石器は何を物語るか
    4 「旧人」たちの文化
  ・第二章 「新人」たちの登場―後期旧石器時代
    1 「遊動」する人びと
    2 氷河期、男三人の偵察行―宮城県東部・富沢、北西部・薬莱山物語
  ・第三章 縄文文化の成立
    1 温暖化と土器の出現
    2 九州南端ではじまった「定住」生活―鹿児島県・栫除山物語
    3 「定住」の意味するもの
  ・第四章 三内丸山遺跡の生活誌
    1 縄文時代観は、変わったか
    2 三内丸山遺跡とは
    3 三丙丸山ムラの祭り―青森県・三内丸山物語
  ・第五章 関東・中部地方の縄文集落
    1 縄文前・中期社会の隆盛と土器文化圏
    2 集落の再興を析る祭り―千葉県・権現原貝塚物語
  ・第六章 縄文人の一年―遺跡から何がわかるか―前・中期定住社会の生活基盤
    1 春夏秋冬の衣食と生活道具
    2 住居と集落はどうなっていたか
    3 集団内の階層とリーダーの有無
    4 生産と流通―列島内と東アジアでの動き
  ・第七章 縄文人の一生―生と死と祈りの心情
    1 生と死と再生
    2 墓と葬祭と副葬品
  ・第八章 大規模集落の解体と祭祀的社会
    1 中期社会の崩壊と西日本の発展
    2 三内丸山の解体―青森県・小牧野環状列石物語
    3 祭祀に支えられた後・晩期社会
  ・第九章 「縄文時代の終わり」は、何を意味するのか
    1 一万年も続いた終末期
    2 縄文的生活の継承
    3 なぜ水田稲作を受容したのか
  ・旧石器・縄文時代遺跡地図
  ・年表




★『日本の歴史02 王権誕生』 寺沢薫 (講談社 H12・12)
  ・はじめに
  ・プロローグ 弥生時代とは
     1 ようこそ弥主時代へ
     2 様式論とタイムスケ|ル
  ・第一章 稲作伝来
     1 水稲農耕の始まりと広がり
     2 イネのきた道
     3 金属器の登場と渡来人
     4 壕をめぐらすムラ
  ・第二章 コメと日本文化―日本的農業と食生活
     1 弥生人の食事情
     2 稲作の技術と開発
     3 弥生農業のすがた
  ・第三章 青銅のカミとマツリ
     1 マツリを再現する
     2 銅鐸の絵画は何を語るか
  ・第四章 倭人伝の国々
     1 戦争のはじまり
     2 戦争がもたらしたもの―戦争の人類学
     3 北部九州のク二と国
     4 王墓の出現と王のなかの王
     5 近畿周辺のク二グ二のすがた
     6 ムラに権力の胎動をみる
     7 青銅祭器とク二・国
     8 帝国の外縁で
  ・第五章 情報の争奪と外交
     1 倭人争乱
     2 分業と流通システム
     3 外交は大海を越えて
     4 マツリからマツリゴトへ
  ・第六章 倭国乱れる―王権への胎動
     1 倭国再編への兆し
     2 穀霊から首長霊へ
  ・第七章 王権の誕生
     1 新時代の幕開け
     2 卑称呼共立
     3 王権成立への道
  ・第八章 王権の伸長
     1 前方後円墳体制
     2 王権の祭祀
     3 巨大古墳の世紀
     4 王権確立への道―五世紀史への展望
  ・エピローグ 世界史と現代へのまなざし
  ・弥生時代の遺跡・古墳地図




★『日本の歴史03 大王から天皇へ』 熊谷公男(講談社 H13・1)
  ・プロローグ 「天下」の支配者
  ・第一章 列島と半島と大陸―東アジア世界の中の倭国
     1 「ヤマト」と「カラ」をつなぐ道
     2 半島の動乱と倭王権の発展
     3 渡来人の来往と列島の技術革新
     4 倭の五王―冊封体制への参入と離脱
  ・第二章 「治天下大王」の登場
     1 倭王権の拠点
     2 倭王権と地域社会
     3 初の「治天下大王」―ワカタケル大王
  ・第三章 自立する倭王権
     1 継体・欽明の王権
     2 半島政策の挫折
     3 国造と氏
     4 "前方後円墳の時代"の終焉
  ・第四章 王権の転機
     1 仏教の伝来と蘇我氏
     2 女帝と太子
     3 大陸ルートの復活と内政の改革
  ・第五章 律令国家への歩み
     1 乙巳のクーデターへの道
     2 大化改新
     3 改新政治からの逸脱と敗戦―斉明朝と白村江の戦い
     4 厳戒体制下の国政改革―天智朝
     5 神への飛躍の戦い―壬申の乱
  ・エピローグ 天皇の出現
  ・年表




★『日本の歴史04 平城京と木簡の世紀』 渡辺晃宏(講談社 H13・2)
  ・第一章 律令国家としての出発
     1 「天皇」天武の「日本」建設
     2 藤原京の成立
     3 律令の制定
  ・第二章 平城京への道
     1 律令国家の基本構造
     2 民衆とイネの支配
     3 日本型律令制への船出
     4 平城遷都
  ・第三章 長屋王から光明皇后へ
     1 長屋王の登場
     2 不比等から長屋王へ
     3 長屋王の変と光明子立后
     4 二条大路木簡の世界
  ・第四章 天平の日々
     1 藤原四子政権の時代
     2 聖武・光明の仏教信仰
     3 橘諸兄政権の時代
     4 藤原広嗣の乱
  ・第五章 大仏開眼への道
     1 相次ぐ遷都
     2 平城還都
     3 東大寺盧舎那大仏の造立
     4 開眼供養会へ向けて
  ・第六章 平城京の終焉
     1 仲麻呂専制時代
     2 光明の死と押勝の挫折
     3 最後の女帝
     4 新王朝の成立
  ・年表




★『日本の歴史05 律令国家の転換と「日本」』 坂上康俊(講談社 H13・3)
  ・はじめに
  ・第一章 平安遷都と皇位継承
     1 革新と回帰の桓武朝
     2 動揺の平城、風格の嵯峨
     3 両統迭立と承和の変
  ・第二章 天皇いかにあるべきか
     1 神から人へ
     2 天皇と系譜
     3 天皇と崇り・穢れ
  ・第三章 帝国の再編
     1 国際秩序構想の転換
     2 列島内の帝国構造の清算
     3 境界の内と外
  ・第四章 求法の人々
     1 最澄と空海
     2 円仁、求法の旅
  ・第五章 政務処理と法
     1 政務の流れと場
     2 官僚機構の再編成
     3 格式の編纂
  ・第六章 摂関制度の成立
     1 摂政良房
     2 関白基経
     3 宇多天皇とその時代
  ・第七章 徴税論理の転換
     1 律令税制の論理
     2 脱神話化と地税の成立
  ・第八章 地域社会の変容
     1 消えゆく集落
     2 郡司の変貌と郡衙の消滅
  ・第九章 受領と負名
     1 受領の誕生
     2 名と負名
  ・おわりに
  ・年表




★『日本の歴史06 道長と宮廷社会』 大津透(講談社 H13・4)
  ・はじめに
  ・第一章 道長の登場
     1 摂関制度の変遷
     2 兼家とその子息
     3 藤原道長と一条天皇
     4 政と定―政務の構造
  ・第二章 一条朝の名臣と貴族社会
     1 日記を記す貴族
     2 小野宮右大臣実資
     3 藤原行成と書
     4 藤原公任
  ・第三章 宮廷社会を支えたもの
     1 受領支配の成立
     2 受領の役割と任官システム
     3 財政の再編
     4 裁判と秩序
  ・第四章 王朝の文化
     1 神事と祭
     2 仏教と法会
     3 道長の信仰
     4 定朝と平等院鳳凰堂
     5 貴族の文化
     6 外交と唐物
  ・第五章 道長のあとに
     1 三条天皇かた頼通の時代へ
     2 受領支配と国家財政の変質
  ・あとがき
  ・年表




★『日本服装史』 佐藤泰子(建帛社 H4・3)
  第一章 原始時代の服飾  第二章 大和時代の服飾  第三章 飛鳥―奈良時代の服飾
  第四章 平安時代の服飾  第五章 鎌倉―室町時代の服飾  第六章 安土―桃山時代の服飾
  第七章 江戸時代の服飾  第八章 明治以降の服飾




★『日本文学研究大成 源氏物語1』 森一郎編 (日本文学研究大成刊行会 S63・4)
  ・源氏物語の構成―描かれた部分が描かれざる部分によって支えられていること―……玉上琢弥
  ・好色人と生活者―光源氏の「癖」―秋山虔
  ・光源氏の生涯……高橋和夫
  ・紫上―一つのやゝ奇矯なる試論―……松尾聡
  ・紫上論をめぐって……大朝雄二
  ・紫上系十七帖の構想……吉岡曠
  ・明石上について……今井源衛
  ・「宿世遠かりけり」考……藤井貞和
  ・六条院の形成―二条院栄花の物語と六条院の構想―……伊井春樹
  ・六条院の創設……鈴木日出男
  ・藤壺の「つみ」について……野村精一
  ・薄雲巻における冷泉帝の罪をめぐって……齋藤暁子
  ・玉鬘物語の構想について―玉鬘の運命をめぐって―……森一郎
  ・玉鬘物語展開の方法……後藤祥子
  ・「野分」の後―源氏物語第二部への胎動……伊藤博
  ・源氏物語の主題と方法―若菜上・下巻について―……清水好子
  ・若菜の巻の発端について……石田穣二
  ・今年をばかくて忍び過しつれば……阿部秋生
  ・宇治十帖の世界……藤村潔
  ・「宇治十帖」管見……今西祐一郎
  ・女一宮物語の彼方へ―源氏物語<負>の時間―……小嶋菜温子
  ・浮舟の出家……増田繁夫
  ・還俗勧奨私論……渕江文也
  ・横川僧都の心情―手紙の解釈をめぐって―……山本利達
  ・源氏物語の老人―横川僧都の母尼君―……永井和子




★『日本文学研究資料新集3 かげろふ日記―回想と書くこと』 深沢徹編 (有精堂 S62・10)
  ・日記文学の文体……清水好子
  ・私怨の文学「かげろふの日記」……笠原伸夫
  ・蜻蛉日記の主題と構造……木村正中
  ・事実と虚構―王朝女流日記の方法―……秋山虔
  ・蜻蛉日記の文体―引歌について―……木村正中
  ・日記の表現―『土佐日記』『蜻蛉日記』『紫式部日記』―……栗原敦
  ・蜻蛉日記の対兼家表現における敬語否定論……木村正中
  ・引歌の成立―古今集規範意識から仮名散文へ―……鈴木日出男
  ・反現実世界への傾動―「みみらくの島」「唐崎」「さくな谷」をめぐって―……石原昭平
  ・蜻蛉日記の文体―根来司
  ・蜻蛉日記中巻の表現構造―鳴瀧籠りをめぐって―……大倉比呂志
  ・道綱母の年始観をめぐる一考察―時間意識解明の手がかりとして―……佐藤勢紀子
  ・蜻蛉日記研究の動向と課題……守屋省吾
  ・自照文芸の到達……木村正中
  ・『かげろふの日記』私柱―町の小路の女をめぐって―……森田兼吉
  ・『かげろふの日記』下巻の構成―火事に関する記事の続出―……白井たつ子
  ・〈歌〉のわかれ―『蜻蛉日記』上巻の表現をめぐって―……多田一臣
  ・道綱母「嘆きつゝ」詠歌の受容―解釈と再検討―……坂本信男
  ・蜻蛉日記歌における拾遺集的変貌……佐藤和喜
  ・『蜻蛉日記』の会話者たち―表現位相の問題をめぐって―石坂妙子
  ・『蜻蛉日記』下巻の変様―夢の〈記述〉とその〈解釈〉をめぐって―……深沢徹
  ・蜻蛉日記 表現の論理……野村精一
  ・解説……深沢徹
  ・参考文献……深沢徹




★『日本文学研究資料叢書 源氏物語(T)』 (有精堂 S44・10)
  ・紫式部新考……与謝野晶子
  ・日本の創意……折口信夫
  ・源氏物語をつらぬくもの……齋藤清衛
  ・源氏物語における美の諸相……岡崎義恵
  ・源氏物語の荷い手……益田勝美
  ・源氏のかかれた「不思議」について……佐山済
  ・源氏物語の作風……清水好子
  ・白楽天の影響に関する比較文学的一考察……神田秀夫
  ・法制史からみた光源氏の須磨行……むしやこうじ・みのる
  ・源氏物語「玉鬘」分析考……桜井文子
  ・「源氏物語」(桐壺)の心理分析……海老沢秀直
  ・源氏物語に現れた植物……松村博司
  ・源氏物語と動物……喜多義勇
  ・「禊ぎ」文学の展開……高崎正秀
  ・ものゝまぎれに就て……山口剛
  ・源氏物語「并びの巻」の説の展開……門前真一
  ・古代物語の読者の問題……中野幸一
  ・源氏物語の草子地と物語音読論……中野幸一
  ・源氏物語に於ける対偶意識……武田祐吉
  ・源氏物語のイメジェリ……小西甚一
  ・小野の霧・宇治の霧……上坂信男
  ・源氏物語研究に於ける一問題……阿部秋生
  ・源氏物語の最初の形態……武田宗俊
  ・源氏物語三部構成説批判……森岡常夫
  ・源氏物語「桐壺」の作品構造をめぐって……池田勉
  ・柏木の死について……石田穣二
  ・源氏物語第三部の創造……表規矩子
  ・解説……三谷邦明




★『日本文学研究資料叢書 源氏物語(U)』 (有精堂 S46・9)
  ・紫式部私考……岡一男
  ・紫式部……石村貞吉
  ・紫式部の研究……望月世教
  ・紫式部について……吉川理吉
  ・紫式部の生涯とその性格……今小路覚瑞
  ・紫式部……石母田正
  ・紫式部の人間像……秋山虔
  ・紫式部論……清水好子
  ・紫式部論の歴史と展望……池田亀鑑
  ・源氏物語に描く作者の自画像のいろいろ……島津久基
  ・紫式部の教育観……山岸徳平
  ・紫式部の徳育観……山岸徳平
  ・紫式部と清少納言……佐々木八郎
  ・源氏物語の時代……赤木志津子
  ・紫式部の対読者意識……今井卓爾
  ・紫式部の本名……角田文衛
  ・紫式部伝記考……山中裕
  ・源氏物語と紫式部集……今井源衛
  ・『紫式部日記精解』総説……関根正直
  ・紫式部日記成立考……南波浩
  ・紫式部日記考……小沢正夫
  ・紫式部日記雑攷……堀部正二
  ・紫式部日記絵巻物の考察より日記本文の残欠非残欠説の批判並に日記歌原体の推測に及ぶ……萩谷朴
  ・紫式部日記の新展望……益田勝美
  ・解説……三谷邦明




★『日本文学研究資料叢書 源氏物語(V)』 (有精堂 S46・10)
  ・源氏物語の成立……中村浩
  ・源氏物語の作者……中村浩
  ・源氏物語執筆の順序……青柳秋生
  ・(座談会)源氏物語の成立過程……池田亀鑑・佐々木八郎・塩田良平・富倉徳次郎
  ・源氏物語の成立……徳田浄
  ・源氏物語について……戸井田道三
  ・構想より観たる源氏物語の文学性……木枝増一
  ・源氏物語の世界観……佐山済
  ・展開する源氏物語……松永龍樹
  ・源氏物語……秋山虔
  ・源氏物語の方法……西郷信綱
  ・源氏物語研究……山口剛
  ・源氏物語の構造についての試論……大朝雄二
  ・藤壺物語はいかに扱はれてゐるか……関根慶子
  ・若菜巻について……石田穣二
  ・源氏物語匂宮巻以下の構想……山脇毅
  ・文章における推敲・改稿・別稿……時枝誠記
  ・薫創造……清水好子
  ・女一宮物語と浮舟物語……小山敦子
  ・物語の文体……清水好子
  ・源氏物語における聴覚的印象……石田穣二
  ・解説……藤井貞和




★『日本文学研究資料叢書 源氏物語(W)』 (有精堂 S57・11)
  ・『源氏物語』の転換点……益田勝美
  ・外的時間と内的時間……秋山虔
  ・若菜巻の賀宴……武者小路辰子
  ・「澪標」以後……伊藤博
  ・「幻」の方法についての試論……小町谷照彦
  ・独詠歌論……後藤祥子
  ・紫上の絶望……鈴木日出男
  ・帚木三帖仮象説……村井利彦
  ・結婚拒否の物語序説……篠原昭二
  ・(座談会)源氏物語研究の可能性……加納重文・長谷川政春・藤井貞和・三谷邦明
  ・匂薫十三帖の冒頭をめぐる時間の性格……藤井貞和
  ・宇治十帖の世界……長谷川政春
  ・「李夫人」と浮舟物語……三田村雅子
  ・源氏物語における出家と罪と宿世……高橋亨
  ・源氏物語における「世語り」の場をめぐって……神野志隆光
  ・光源氏の系譜……坂本和子
  ・源氏物語における<語り>の構造……三谷邦明
  ・源氏物語中の引歌……鳥野幸次
  ・伊勢物語の発展としての源氏物語の主題……石川徹
  ・源氏物語における呼名の象徴的意義……赤羽淑
  ・和歌と生活……益田勝美
  ・「草子地」の原初形態の解明……井爪康之
  ・源氏物語目録をめぐって……寺本直彦
  ・女の物語と財産……高群逸枝
  ・「色好み」の歴史社会的意義……南波浩
  ・螢の巻の物語論……阿部秋生
  ・解説……高橋亨




★『日本文学研究資料叢書 平安朝日記T』 (有精堂 S46・3)
  ・日記文学と紀行文学……池田亀鑑
  ・古代日記文学と読者……今井卓爾
  ・古代における日記文学の展開……秋山虔
  ・日記文学に於ける時間の問題……近藤一一
  ・「土佐日記」に於ける貫之の立場……樋口寛
  ・土佐日記は歌論書か……萩谷朴
  ・土佐日記の本質……南波浩
  ・土佐日記の構成……鈴木知太郎
  ・土佐日記における和歌……渋谷孝
  ・土佐日記の成立とその漢文学的地盤……川口久雄
  ・貫之の「文体と表現意識」……遠藤嘉基
  ・紀貫之……萩谷朴
  ・蜻蛉日記の成立と時代……岡一男
  ・蜻蛉日記の研究……喜多義男
  ・「蜻蛉日記」の作者・成立・伝本……上村悦子
  ・蜻蛉日記伝本系譜……山田清市
  ・蜻蛉日記本文批判の方法……木村正中
  ・蜻蛉日記と周辺の人たち……今井卓爾
  ・蜻蛉日記の世界……菊田茂男
  ・かげろふの終焉……野村精一
  ・「かげろふ日記」上巻の表現と構成……伊牟田経久
  ・蜻蛉日記下巻の構造……木村正中
  ・蜻蛉日記の引歌……柿本奨
  ・道綱母と歌……柿本奨
  ・蜻蛉日記と漢詩文の関係について……品川和子
  ・王朝女流文学における散文精神と虚構について……秋山虔
  ・日記文学の発生と暦……石原昭平
  ・解説……石原昭平




★『日本文学研究資料叢書 平安朝物語T』 (有精堂 H元・10)
  ・竹取物語の再検討……橘純一
  ・竹取物語私考……岡一男
  ・竹取物語私見……荒井義雄
  ・竹取物語の文学史的位置……西郷信綱
  ・竹取物語の成立年代並に作者に就いて……武田宗俊
  ・竹取物語の成立年代について……奥津春雄
  ・竹取物語における和歌の質……中川浩文
  ・竹取物語の方法と成立時期……三谷邦明
  ・竹取物語の諸本……中田剛直
  ・新資料より観たる竹取物語……三谷栄一
  ・竹取物語の女主人公……塚原鉄雄
  ・竹取物語における「文体」の問題……阪倉篤義
  ・伊勢物語研究……窪田空穂
  ・伊勢物語散佚諸本管見……関良一
  ・伊勢物語の成立に関する覚え書……片桐洋一
  ・伊勢物語の三元的成立の論……辛嶋稔子
  ・伊勢物語の原本について……大津有一
  ・伊勢物語流布本の源流とその性格……山田清市
  ・伊勢物語の民謡性……福田良輔
  ・解説……三谷邦明




★『日本文学史』 小西甚一 (講談社学術文庫 H5・9)
  ・序説
  ・第一章 古代
     一 萌芽時代   二 古代国家の成立とその文芸   三 万葉の世紀   四 古代拾遺
  ・第二章 中世第一期
     一 漢詩文の隆盛と和歌の新風   二 散文の発達   三 拾遺集時代と白詩   四 女流文芸の全盛
     五 歌壇の分裂と統一   六 院政期の散文作品   七 歌謡および芸能
  ・第三章 中世第二期
     一 歌壇の再分裂   二 伝統的散文と新興の散文   三 能楽を中心とする芸能
     四 連歌の隆替   五 当期末葉の散文
  ・第四章 中世第三期
     一 俳諧の興隆と芭蕉   二 浮世草子と西鶴   三 浄瑠璃の新風と近松   四 逃避精神
     五 俳諧の現実游離   六 戯作の文芸   七 歌舞伎の展開
  ・第五章 近代
     一 近代の史的地位   二 啓蒙の時代   三 擬古典主義と浪漫主義
     四 自然主義の流れ   五 主知的思潮とその傍流
  ・結語
  ・解説……ドナルド・キーン
  ・あとがき




★『日本文学史』 瀬沼茂樹 矢部三千法 杉崎俊夫監修 (桜楓社 S51・3)
  ・上代文学
     一 概説   二 上代歌謡   三 神話・伝説・説話   四 祝詞・宣命   五 万葉集   六 漢詩文
  ・中古文学
     一 概説   二 詩歌   三 物語   四 日記・随筆   五 歴史物語   六 説話物語
  ・中世文学
     一 概説   二 和歌・連歌   三 歌謡   四 日記・紀行   五 随筆・法語   六 軍記物語
     七 歴史物語   八 擬古物語・物語草子・絵巻物   九 説話文学   十 劇文学   十一 漢文学
  ・近世文学
     一 概説   二 仮名草子・浮世草子   三 浄瑠璃・歌舞伎・歌謡   四 俳諧     五 狂歌・川柳 
     六 草双紙   七 読本   八 洒落本   九 和歌・国学・漢詩文
  ・近代文学
     概説
  ・近代前期
     一 啓蒙期の思想と文学   二 近代文学の成立と展開   三 浪漫主義の展開
  ・近代中期
     一 自然主義文学と反自然主義文学   二 理想主義文学   三 新現実主義の文学
     四 近代中期の詩歌   五 近代中期の戯曲
  ・近代後期
     一 昭和文学の出発と成熟
  ・現代文学
     一 戦後文学の動向   二 現代文学の動向




★『日本文学史 中古篇』 阿部秋生 (塙書房 S41・4)
  ・序論
     一 中古の範囲   二 伝承文学と記載文学   三 山城盆地と大和盆地
     四 律令政治と摂関政治と院政   五 仏教と儒教   六 中古文学史の問題
  ・第一章 九世紀−漢詩文と和歌−
     一 概説   二 歌謡   三 和歌の行方   四 漢詩文の背景   五 勅撰漢詩集と別集
     六 和歌の勅撰   七 古今和歌集   八 漢詩文と和歌
  ・第二章 十世紀−散文文学の勃興−
     一 概説   二 漢詩文   三 散文の発生   四 説話の定着   五 発生期の物語
     六 日記文学の誕生   七 天暦期の和歌   八 天暦期の物語   九 蜻蛉日記   一〇 宇津保物語・落窪物語
  ・第三章 十一世紀−散文文学の時代−
     一 概説   二 漢詩文   三 拾遺和歌集   四 枕草子   五 源氏物語   六 女流日記文学
     七 夜のねざめ・浜松中納言物語・狭衣   八 短編物語   九 後拾遺和歌集
  ・第四章 十二世紀−散文と和歌−
     一 概説   二 歴史物語   三 説話   四 和歌
  ・研究文献目録
  ・年表




★『日本文学史概説』 市古貞次 (秀英出版 S34・4)
  ・第一編 上代文学
    序説   第一章 日本文学のしののめ   第二章 歌謡の世界   第三章 叙事文学の展開   第四章 抒情文学の形成
  ・第二編 中古文学
    序説   第一章 漢文学の問題   第二章 三代集の時代   第三章 物語文学の形成   第四章 歌物語と日記文学
    第五章 女流日記文学   第六章 枕草子と源氏物語   第七章 物語文学の衰退   第八章 和歌に関する諸動向
    第九章 末期の漢文学   第十章 歴史文学と説話文学 第十一章 歌謡
  ・第三編 中世文学
    序説   第一章 新古今集とその後の歌壇   第二章 物語文学の末路   第三章 歴史文学の動向
    第四章 軍記物語の形成と展開   第五章 説話文学の諸相   第六章 日記・紀行と随筆   第七章 法語と五山文学
    第八章 和歌の衰退と連歌の隆盛   第九章 劇文学の成立と歌謡   第十章 御伽草子の流行
  ・第四編 近世文学
    序説   第一章 近世文学の胎生   第二章 談林俳諧と浮世草子   第三章 芭蕉の周辺   第四章 浄瑠璃の隆盛と歌舞伎
    第五章 学問と和歌   第六章 江戸の小説   第七章 俳壇の趨勢   第八章 狂歌と川柳
    第九章 歌舞伎の隆盛   第十章 幕末の歌壇
  ・第五編 近代文学
    序説   第一章 近代文学の胎動   第二章 近代文学の黎明   第三章 写実主義の系譜   第四章 浪漫主義の系譜
    第五章 近代文学の成立   第六章 近代文学の展開   第七章 詩歌の「近代」   第八章 転形期の文学
    第九章 昭和文学の展開   第十章 戦中・戦後の文学
  ・年表




★『日本文學通史 古典』  内野吾郎編 (おうふう S52・3)
  ・序章 方法と課題−文学通史のこころみ
  ・T 神々と人間の伝承
    一 日本文学の起源−神と人との対話   二 叙事文学の発生−古事と風土の記   三 叙事詩の分化−古代歌謡から和歌へ
    四 和歌と歌集のの生誕−万葉の世紀
  ・U 古代王朝圏の文学
    一 初期王朝の漢詩文と六国史の文芸性   二 後宮の百済びと−その生活と文化   三 勅撰歌集の成立−古今集とその周辺
    四 歌合と私家集と−古今と新古今の間   五 歌と物語の切点−伊勢物語とその前後
    六 男物語の系譜−竹取と宇津保・落窪など   七 物語文学の昇華−光源氏の物語
    八 王朝女流の文学−仮名日記と随筆の流れ   九 物語文学の末流−擬古物語と説話集
    十 歴史と文学との間−世継物語と鏡物
  ・V 中世過渡期の文学
    一 中世歌壇の形成−千載集から新古今集へ   二 中世歌風の変貌−山家集と金塊集と
    三 連歌の発生と展開−筑波の道を辿る   四 王朝物語の終焉と歴史物の末流   五 軍記物語の登場−平家物語と太平記など
    六 庶民文学の台頭−説話集と御伽草子   七 隠者と草庵の文学−方丈記と徒然草と   八 能と狂言の源流−世阿弥の業績
    九 五山禅林の文学−漢詩文と抄物   十 歌謡と謡いもの−梁塵秘抄と閑吟集
  ・W 近世庶民層の文学
    一 近世思潮の出発−鎖国の中の浮世   二 近世小説の誕生−仮名草子の受容層   三 初期俳諧の概観−貞門から談林へ
    四 浮世草子の成立−井原西鶴とその周辺   五 近世俳諧の完成−芭蕉と蕉風の確立
    六 歌舞伎と浄瑠璃−近松門左衛門の業績   七 現実遊離と古代憧憬−古学と国学の思潮
    八 江戸後期の俳壇−川柳と蕪村と一茶など   九 江戸戯作の伝統−洒落本から人情本まで
    十 江戸歌舞伎の残照−浄瑠璃から歌舞伎へ




★『日本文學特集・源氏物語研究の新視角』 日本文學協会編集 (未来社刊 S40・6)
  ・晩年の紫式部……今井源衛
  ・女流文学の伝統と源氏物語……木村正中
  ・槿斎院の初期をめぐって……福田侃子
  ・「澪標」以後……伊藤博
  ・玉鬘物語展開の方法……後藤祥子
  ・若菜巻の賀宴……武者小路辰子
  ・「幻」の方法についての試論……小町谷照彦
  ・源氏物語成立説話の背景……池上洵一
  ・『源氏物語の世界』……野村精一




★『日本文學特集・紫式部日記』 日本文學協会編集 (未来社刊)
  ・『紫式部日記』研究の問題点―展望と動向をめぐって……室伏信助
  ・『紫式部日記』の執筆契機―消息文末尾と蛍の巻の物語論をめぐって……石原昭平
  ・『紫式部日記』の時間的構造―その回想と執筆時期について……中野幸一
  ・『紫式部日記』の情動の構造―時間性と視覚性について……広川勝美
  ・私の視点……秋山虔・鈴木日出男・高橋亨ほか
  ・『紫式部日記』の和歌……小町谷照彦
  ・紫式部とその自然=\和泉式部批評をめぐって……野村精一
  ・作者を見る……大軒史子・後藤祥子ほか




★『日本文学と死』 中西進 (新典社 H元・4)
  ・辺境の死―古代王権をめぐる悲劇の構造―
  ・『源氏物語』における死
  ・西行と地獄
  ・捨てる―日本人の思惟の一側面―
  ・死生を越えること―絶筆・遺書・辞世をめぐって―




★『日本文学の古典 第二版』 西郷信綱 永積安明 広末保 (岩波新書 S41・2)
  ・一  神話と叙事詩
  ・二  万葉集
  ・三  源氏物語
  ・四  女の文学
  ・五  説話の世界
  ・六  平家物語
  ・七  能と狂言
  ・八  隠者の文学
  ・九  芭蕉の俳諧
  ・十  西鶴と戯作者
  ・十一 近松の悲劇
  ・十二 歌舞伎   ・古典をどう読むか




★『日本文学の眺望』 島内景二 (ぺりかん社 H5・3)
  ・文学への階梯―序にかえて
  ・T 小説のメナード
     死角の重力―中上健次の小説世界
     人間関係の凝視―折口信夫『死者の書』の世界
     幸福な文学―芥川龍之介の童話小説
  ・U 和歌のメナード
     フェイクの真実―菅原道真『菅家瑠璃壺和謌』の世界
     文学の原郷―藤原良経『秋篠月清集』の世界
  ・V 神話のメナード
     構造の力―『古事記』上巻の世界
  ・W 伝説のメナード
     ヒーローとしての異人―伝説の世界の住人たち
     旅する異人―『北野天神縁起』の世界
     神と救済―昔話『花さか爺』と『文福茶釜』の世界
  ・五色の椿―後記にかえて




★『日本文学の歴史』 高木市之助 (武蔵野書院刊 S61・3)
  ・古代(一)―奈良時代まで―
     一 文学史以前   二 文学史の発足   三 説話文学   四 祝詞・宣命
     五 漢詩文   六 歌謡・和歌
  ・古代(二)―平安時代―
     一 漢詩文   二 和歌   三 歌謡   四 物語   五 日記
     六 随筆   七 歴史物語   八 説話文学
  ・中世―鎌倉・室町時代―
     一 和歌   二 連歌   三 歌謡   四 漢詩文   五 物語・日記・紀行
     六 随筆   七 歴史物語   八 説話文学   九 軍記物語   十 謡曲・狂言
  ・近世―江戸時代―
     一 和歌・狂歌   二 漢詩文   三 歌謡   四 俳諧・川柳
     五 小説   六 浄瑠璃   七 歌舞伎の脚本
  ・近代―明治・大正時代―
     一 短歌   二 俳句   三 詩   四 小説   五 戯曲




★『日本民俗文化大系1 風土と文化=日本列島の位相=』 (小学館 S61・5)
  ・<序章>  新しい日本像の模索
         国と島の日本像……谷川健一
         日本論の視座……網野善彦
  ・<第一章> 日本の民俗を自然条件……千葉徳爾
  ・<第二章> 日本の文化領域……大林太良
  ・<第三章> 日本民族社会の形成と基層文化
         基層的生活文化の構造……国分直一
         稲作文化の多元性……坪井洋文
  ・<第四章> 支配構造と民俗
         天皇制のデザイン……上山春平
         「支配」の民俗的基盤……宮田登
  ・<第五章> 「近代化」の思想と民俗……安丸良夫
  ・<第六章> 言葉と文字の展開
         日本語の系統……村山七郎
         日本の方言圏……徳川宗賢
         日本文化における文字と記号……森浩一
  ・<第七章> 自然と造形の調和……森浩一




★『日本民俗文化大系2 太陽よ月=古代人の宇宙観と死生観=』 (小学館 S58・4)
  ・<序章>  古代人の宇宙創造……谷川健一
  ・<第一章> 太陽と火……大林太良
  ・<第二章> 月と水……松前健
  ・<第三章> 星と風
         中国から日本へ―星をめぐる民間信仰―……窪徳忠
         星と風をめぐる観念と民俗……谷川健一
  ・<第四章> 古代人のカミ観念……谷川健一
  ・<第五章> 葬りの源流……土井卓治
  ・<第六章> 他界観……田中久夫
  ・<第七章> 日本人の再生観……坪井洋文




★『日本民俗文化大系3 稲と鉄=さまざまな王権の基盤=』 (小学館 S58・6)
  ・<序章>  稲と鉄の渡来をめぐって……森浩一
  ・<第一章> 稲作以前の生業と生活……佐々木高明
  ・<第二章> 稲作農耕の社会と民俗……瀬川芳則
  ・<第三章> 金属文化の受容と展開
         銅と金……森浩一
         鉄の民俗……田村克己
         鉄の技術……村上英之助
         沖縄の鉄……大城慧
         エゾ地の鉄……石附喜三男
         水銀―民俗と製作技術……市毛勲
  ・<第四章> 争いと戦い……大林太良
  ・<第五章> 王権の発生と構造……谷川健一
  ・<第六章> 王権と祭儀……上田正昭




★『日本民俗文化大系4 神と仏=民俗宗教の諸相=』 (小学館 S58・10)
  ・<序章>  神と仏……宮田登
  ・<第一章> シャーマンの世界
         日本シャーマニズムの特質と類型……佐々木宏幹
         南島のシャーマン……山下欣一
  ・<第二章> 女性司祭の伝統……上井久義
  ・<第三章> 仏教の民間受容……伊藤唯真
  ・<第四章> 神社と神道……中牧弘允
  ・<第五章> 民衆の宗教……西垣晴次
  ・<第六章> 魔と妖怪……小松和彦
  ・<第七章> 自然と呪術
         呪ないの原理……宮田登
         呪術と民俗儀礼……小野重朗




★『日本民俗文化大系5 山人と海人=非平地民の生活と伝承=』 (小学館 S59・1)
  ・<序章>  海と山に生きる人々……大林太良
  ・<第一章> 山民・漁民の社会と文化……千葉徳爾
  ・<第二章> 山民の生業と民俗
         山伏と木地師……橋本鉄男
         狩人の生活と伝承……石川純一郎
         山の民俗……千葉徳爾
  ・<第三章> 焼畑の文化と生態
         生活様式としての焼畑耕作……大林太良
         焼畑農耕の普遍性と進化……福井勝義
  ・<第四章> 河川と湖沼の漁法と伝承……竹内利美
  ・<第五章> 漁民集団とその活動……伊藤亜人
  ・<第六章> 漁民の生業と民俗
         黒潮の海人……河岡武春
         船霊とエビス……野口武徳
         東北日本の漁撈と伝承……大林太良
  ・<第七章> 南西諸島の海人……下野敏見




★『日本民俗文化大系6 漂泊と定着=定住社会への道=』 (小学館 S59・3)
  ・<序章>  遍歴と定住の諸相……網野善彦
  ・<第一章> さまざまな道……足利健亮
  ・<第二章> 峠の歴史と民俗
         峠の盛衰をめぐって……市川健夫
         坂と境……石井進
  ・<第三章> 中世の旅人たち……網野善彦
  ・<第四章> 海の道・川の道……北見俊夫
  ・<第五章> 移住と開発
         移住と開発の歴史……岩本由輝
         定住……香月洋一郎
  ・<第六章> 馬と牛の役割と民俗
         日本における馬と牛の文化……市川健夫
         歴史と民俗にみる近世の馬……塚本学




★『日本民俗文化大系7 演者と観客=生活の中の遊び=』 (小学館 S59・1)
  ・<序章>  口承文芸と民俗芸能……大林太良
  ・<第一章> 儀式の演劇性……谷川健一
  ・<第二章> 民俗芸能の歴史的展開……三隅治雄
  ・<第三章> 芸能の担い手と享受の場
         芸能・演劇胎生の場……池田弥三郎
         中世「芸能」の場とその特質……網野善彦
         芸能を演ずる人たち……守屋毅
  ・<第四章> 口承文芸の世界
         口承文芸の分類……大林太良
         民間文芸の担い手……荒木博之
         日本の昔話の構造……小澤俊夫
         ことばの民俗……柾谷明
  ・<第五章> 民謡と民俗音楽
         民謡の世界……竹内勉
         音楽における日本的性格の変質……小島美子
  ・<第六章> 比較の視座
         民俗芸能の分化と交流……宮尾慈良
         遊戯……寒川恒夫
         口承文芸の比較……伊藤清司




★『日本民俗文化大系8 村と村人=共同体の生活と儀礼=』 (小学館 S59・10)
  ・<序章>  ムラの論理……坪井洋文
  ・<第一章> 民俗の母体としてのムラ……福田アジオ
  ・<第二章> ムラの人間関係
         同族とムラ組の特質……赤田光男
         年齢階梯制の背景と機能……大林太良
         年齢と性の秩序……平山和彦
  ・<第三章> 水田稲作と「むら社会」……玉城哲
  ・<第四章> ムラの掟と自由
         ムラの行動……竹内利美
         儀礼的盗みとムラ……高桑守史
         ムラとユートピア……宮田登
  ・<第五章> 伝統的な婚姻制度……江守五夫
  ・<第六章> 家族の構造……上野和男
  ・<第七章> ムラ社会と通過儀礼……坪井洋文




★『日本民俗文化大系9 暦と祭事=日本人の季節感覚=』 (小学館 S60・2)
  ・<序章>  日本人の生活観……宮田登
  ・<第一章> 年中行事の構造……田中宣一
  ・<第二章> 正月と盆……小野重朗
  ・<第三章> 仏教と年中行事
         仏教儀礼行事……中尾堯
         農耕儀礼と仏教……坂本要
  ・<第四章> 祭り―原空間の民俗……薗田稔
  ・<第五章> 祭りと宮座……高橋統一
  ・<第六章> 祭祀組織と氏子制度……米地実
  ・<第七章> アジアの祭りと行事
         伝統中国の祭り……可児弘明
         アジアの祭り……宮尾慈良




★『日本民俗文化大系10 家と女性=暮しの文化史=』 (小学館 S60・5)
  ・<序章>  生活文化と女性……坪井洋文
  ・<第一章> 衣料と服飾の文化
         服飾と日本の文化……吉田光邦
         身体装飾と民俗……国分直一
  ・<第二章> 民衆の食事……石毛直道
  ・<第三章> 住居の原感覚……坪井洋文
  ・<第四章> 子供の発見と児童遊戯の世界……飯島吉晴
  ・<第五章> 家のなかの女性原理……村武精一
  ・<第六章> 女をめぐる明と暗の民俗
         民俗における母親像……大藤ゆき
         忌避された性……青柳まちこ
  ・<第七章> 民俗としての性……波平恵美子




★『日本民俗文化大系11 都市と田舎=マチの生活文化=』 (小学館 S60・8)
  ・<序章>  都市と民俗文化……宮田登
  ・<第一章> 生活の母胎としての都市……川添登
  ・<第二章> 祝祭都市の成立と変容……松平誠
  ・<第三章> 都市民の生活文化
         都市民の心的世界と民俗社会……小林忠雄
         商家の仕組みと営み……岩本通弥
         市とその生態……北見俊夫
         市町の木地職……橋本鉄男
  ・<第四章> 公家・武家文化と民俗
         公家文化と年中行事……水江漣子
         日常性のなかの武士文化……氏家幹人
         狭山藩と藩士の生活……福島雅蔵
  ・<第五章> 都市祭礼と風流……守屋毅
  ・<第六章> 江戸歌舞伎と庶民の美意識……服部幸雄
  ・<第七章> 都市の世相と遊楽
         都市の世相……南和男
         都市の遊楽……落合清彦




★『日本民俗文化大系12 現代と民俗=伝統の変容と再生=』 (小学館 S61・1)
  ・<序章>  伝統の変貌と持続……谷川健一
  ・<第一章> 『昭和史 世相篇』の構想……色川大吉
  ・<第二章> しつけの伝統と近代教育……大林太良
  ・<第三章> 家と家族
         戦後部落社会の変貌と家族……江守五夫
         家族の伝統と変容……上野和男
  ・<第四章> 故郷の精神誌……坪井洋文
  ・<第五章> 霊魂の浄化……山折哲雄
  ・<第六章> 日系移民のくに∴モ識……宮田登
  ・<第七章> 変転する日常生活……岩井宏實
  ・<第八章> 都市化と民俗……米山俊直
  ・<第九章> 戦争と民俗……神島二郎




★『日本民俗文化大系13 技術と民俗(上)=海と山の生活技術史=』 (小学館 S61・5)
  ・序論 日本文化の技術と知恵
      一 民俗と技術―考古学からの視点……森浩一
      二 民俗と技術―技術・習俗の側面から……木下忠
  ・山の技術と民俗
  ・川と湖沼の技術と民俗
  ・海の技術と民俗




★『日本民俗文化大系14 技術と民俗(下)=都市・町・村の生活技術史=』 (小学館 S61・7)
  ・序論 都市・農村と民俗技術
      一 集落遺跡の見方―考古学からの視点(続)……森浩一
      二 民俗技術と技術史研究……木下忠
  ・村の技術と民俗
  ・都市・町の技術と民俗




★『入門源氏物語』 三谷邦明 (ちくま学芸文庫 H9・2)
  ・はじめに
  ・<方法>から冒頭場面を読む
  ・重奏する藤壺事件
  ・須磨流離と六条院
  ・第二部の方法
  ・方法としての第三部
  ・言語分析の可能性




★『年譜 宮沢賢治伝』 堀尾青史 (図書新聞社 S41・3)
  ・はじめに
  ・家系
  ・小学校時代
  ・盛岡中学校時代
  ・盛岡高等農林学校・時代と出京
  ・花巻農学校時代
  ・羅須地人協会時代
  ・東北砕石工場時代
  ・終焉
  ・あとがき