25.「’05/04」ハワイ島〜2〜
        
ハプナビーチ・プリンスホテル

ランチと景色を堪能し、さあキラウェア噴火口を1周して、その後あの「Chain Of Crators Road」に行くぞ!と車のキーを回すと、何とエンジンがかかりません!?!何度やってもダメで、ホテルに戻り事情を話すと、優しい大きな黒人のスタッフが色々と見てくれました。が、やはりダメ。
彼が「ここだったらコナ支店よりヒロ支店の方が近いよ」と、ヒロ支店に電話して「お客さんが困ってるんだから早く別の車を届けてくれ」と交渉してくれました。しかし、やはり別の車が届くまでに最低2時間はかかるとの事。あー今日の予定が...
ラウンジでコーヒーを飲みながら待ちましたが、時間の経つのが遅い事、遅い事。
ボーッと噴火口を眺めていると、見る間に霧が出てきて、辺り一面真っ白に。
さっき噴火口を充分見ておいて良かった。
午後5時、やっと別の車が到着。
時間が無いのでキラウェア・クレーター1周は諦めて、「Chain Of Crators Road」へ。森の中の道をしばらく下ると突然辺りの景色が溶岩だけになります。荒涼とした光景にゾッとするような感動を味わいました。


カメラを向けますが、到底カメラには収まりきらない凄い風景でした。


左にかすかに虹が!

「何年に流れた溶岩です」という立て看板が何カ所かにあります。結局、道が溶岩で寸断されている有名な地点に着く頃には日没近くになってしまいました。


幻想的な夕焼け

一旦突き当たりまで行ってUターンし、道の右側に駐車する決まりらしいですが、かなり混んでいてUターンしてから300メートルほども戻ってしまいました。
手袋・帽子・サングラス・寒さよけコート等は用意して行きましたが、予定が大幅に狂ったため懐中電灯の用意は無く、溶岩の上を10分程行って戻って来ました。その付近はトイレと案内所以外は電灯も全く無く、足下もデコボコしていて歩きにくい為、懐中電灯があったとしてもかなり危険です。転んだりすると溶岩で大怪我をする事もあるらしいです。

溶岩の終わり

 
一応ガイド灯はあります

さあ、そろそろ帰ろうとするとした時、気が付くと皆が同じ方向を見ています。

フトそちらに目をやると、着いた時には見えなかった赤い炎が山の中腹のアチコチに見えます。暗くなるほどにドンドン赤い点が増えていきます。今思い出しても鳥肌が立つほど神秘的な眺めでした。太古の地球ってこんな感じだったのかな?

デジカメでは写らない〜〜


良く分からないな〜〜



さとみは「生と死」を考えるほどのインパクトを受けてました



そして真上に目をやると星が沢山煌めいていて、妙に明るい月もあります。しかも海面が月に照らされて丸く光ってとても綺麗で、それが月と共に動いて行きます。ずっと見ていたくて、赤い炎と月と海を見ながら後ろ向きに歩いて車に戻りました。

さあ帰り道です。四国の半分程もあるハワイ島を1周することになりますが、ヒロ経由で帰る事にしました。ガイドブックを見ながら夕食を取ろうと寄った2軒とも「もう終わり!」と断られてしまいました。やむなく更に車を走らせていると、お洒落なホテルが左手に現れました。大急ぎで入って「まだ夕食を取れますか?」と聞いたらOKでした。良かった、良かった!「キラウエア・ロッジ」という歴史あるホテルで、料理は抜群に美味しかったです。ただ量が多くて、勿体ないし申し訳ないのですが4分の1程残してしまいました。

さあ、そこからウチのホテルまで遠い事、遠い事。
全く知らない道・深夜・雨と大変なドライブでした。「ワイメア」でちょっと迷いましたが何とか無事ホテルに到着。夜中の1時30分だ!
やっと部屋にたどり着くと、あるトラブルが昨晩に続けて2晩あって(ちょっとスゴクて書けません)、ハウスキーパーとフロントに苦情を言うと、最上階の部屋に変わり、サブマネージャがお詫びに来て、ホテルの100ドルのクーポンをくれました。




ラナイから左を見た風景

最終日は起きて即プールへ。ひたすらノンビリ過ごし、ビーチバーでブランチ。
夕方に「マウナ・ケア・リゾート」に生演奏を聞きに行きましたが、あまり面白くないので3曲ほどでホテルに戻りました。(あの酒好きのさとみがビールを半分残しました!)
そうすると、何とメチャクチャ上手いシンガーが自分のホテルで歌っているではないですか!コナまで夕食を食べにいく予定だったんですが、そのシンガーの歌をもっと聞きたいので急遽予定を変更。
良い音楽は絶対聞き逃したくないですからね。
そのシンガーのステージが終わってから、ホテルで初めて夕食を食べました。とても美味しかったですが、風が強くて寒い寒い。それに、やはり値段が高い。
早々に切り上げてラウンジに戻ると、今度はジャズバンドが演奏していました。
SAXとPianoとMDプラス何曲かに女性シンガーが入っていました。演奏も仲々上手ですが、シンガーの歌の上手さに驚きました。無名のシンガーがこんなに上手いとは、アメリカの実力は凄い!
そのバンドのリーダーのSAXプレイヤーが、何故か僕に「ギタリストか?」と言ってきました。何故分かったんだろう?不思議不思議?
彼はコナでライブハウスをやっていて、次回はセッションしようという事になりました。
良い音楽を聞いて気持ち良く部屋に帰りました。

ラナイ正面の風景


ラナイから右を見た風景


いよいよハワイ島ともお別れ。チェックアウト後、少し時間があったので寄り道して「マウラナニ・リゾート」と「フェアモント・オーキッド」の二つのホテルを見学しましたが、この二つの高級ホテルも流石に豪華でした。

帰りの出国検査は厳しくて、靴まで脱がされました。まあ安全の為だから仕方ないですね。
帰りの飛行機の所にスタッフがいて(しかもメチャクチャ明るい)一緒に記念写真を撮ってくれます。つい乗せられて、こんな写真を撮ってしまいました。


帰りはホノルル経由で結構待ち時間があるのでさとみの買い物に付き合いました。行きは直行便で、帰りはホノルル経由で買い物も出来るとは上手く出来てますね。
今回は本当に色々トラブルもあった旅でしたが、逆に「夜のボルケーノ」など予定外の感動を味わえたし、何よりハプナ・ビーチ・プリンスの日本語デスクのマリコさん・ミヤコさん達優しいスタッフや、「ボルケーノ・ハウス」の親切に助けてくれたスタッフなど、ALOHAの心に沢山出会えた旅でした。
やはり4泊6日では時間が全然足りませんでしたが。

こんな文や写真では到底この島の素晴らしさ・凄さ・温かさは伝わりません。
是非行って自分で感じて下さい。

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